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性感染症(STI)——クラミジア・淋病・梅毒の症状・検査・治療を名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・泌尿器科)が詳しく解説
性感染症(STI)——クラミジア・淋病・梅毒の症状・検査・治療を名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・泌尿器科)が詳しく解説
「性行為の後から尿道が痛い・分泌物が出る」「梅毒が急増していると聞いたが、自分も感染したか心配」「クラミジア感染症は無症状が多いと聞いた」「パートナーが性感染症と言われた・自分も検査を受けたい」「性感染症の検査はどこで受ければいいか」——性感染症(STI:Sexually Transmitted Infections)は、性的接触を介して感染する感染症の総称です。日本では梅毒が2022年以降急増し、2025〜2026年も引き続き高い感染者数が報告されています。また、クラミジア感染症は国内最多の性感染症で「無症状の感染者が感染を広げる」という問題があります。「症状がないから大丈夫」という思い込みが感染拡大の最大の原因です。名古屋市東区の泌尿器科・名古屋あおいクリニックが、主要な性感染症(クラミジア・淋病・梅毒・マイコプラズマ・トリコモナス等)の症状・検査・最新治療まで、わかりやすく詳しく解説します。
目次
- 性感染症(STI)とは——種類と全体像
- 【STI①】性器クラミジア感染症——国内最多・無症状が問題
- 【STI②】淋菌感染症(淋病)——薬剤耐性が問題化
- 【STI③】梅毒——急増中・見逃されやすい症状
- 【STI④】性器ヘルペス——再発を繰り返す
- 【STI⑤】尖圭コンジローマ——HPV感染による疣贅
- 【STI⑥】マイコプラズマ・ウレアプラズマ——非淋菌性尿道炎
- 【STI⑦】トリコモナス感染症
- 性感染症の検査——何をどこで受けるか
- 【2026年最新ガイドライン】治療の原則
- クラミジア・淋病の最新治療——薬剤耐性への対応
- 梅毒の最新治療——ペニシリン注射
- パートナーへの告知と同時治療の重要性
- 性感染症の予防——コンドーム・ワクチン・PrEP
- よくある質問(FAQ)
- 名古屋あおいクリニックでの診療について
1. 性感染症(STI)とは——種類と全体像
定義
**性感染症(STI:Sexually Transmitted Infections / STD:Sexually Transmitted Diseases)**は、主に性的接触(性器・口・肛門等の粘膜の接触)を介して感染する感染症の総称です。
2026年の状況
<cite index=”10-1″>日本性感染症学会より「性感染症診断・治療ガイドライン2026」が改訂され、非淋菌性尿道炎・エムポックス・PrEP(曝露前予防)/PEP(曝露後予防)に関する項目が新たに追加されました。</cite>
性感染症は「症状がある人だけが感染している」というわけではなく、無症状の感染者が感染を広げることが最大の問題です。定期的な検査が感染拡大の予防に不可欠です。
主な性感染症の種類
| 病原体 | 疾患 |
|---|---|
| 細菌 | クラミジア・淋菌・梅毒(トレポネーマ)・マイコプラズマ |
| ウイルス | 性器ヘルペス(HSV)・尖圭コンジローマ(HPV)・HIV |
| 寄生虫・原虫 | トリコモナス・疥癬・毛ジラミ |
2. 【STI①】性器クラミジア感染症——国内最多・無症状が問題
特徴
性器クラミジア感染症は日本で最も多い性感染症です。20〜30代に多く、感染者の多くが無症状です。
男性の症状:
- 尿道分泌物(透明〜白色のさらっとした分泌物)
- 排尿時の違和感・軽い灼熱感
- 約50%は無症状
女性の症状:
- おりものの増加・変化
- 不正出血・性交時の痛み
- 約70〜80%は無症状
なぜ無症状が問題なのか
症状がないまま感染を広げる・放置すると副睾丸炎(男性)・骨盤内炎症性疾患(女性)・不妊の原因になります。
検査
- 男性:尿検査(初尿)・尿道ぬぐい液
- 女性:子宮頚部ぬぐい液・尿検査
- 核酸増幅検査(NAAT)が最も感度が高い
3. 【STI②】淋菌感染症(淋病)——薬剤耐性が問題化
特徴
男性の症状(典型的・症状が出やすい):
- 尿道から黄色〜黄緑色の膿性分泌物
- 強い排尿時疼痛
- 症状は感染後2〜7日で出現
女性の症状:
- おりもの増加・化膿性分泌物
- 下腹部痛
- 約50%は無症状または軽微
薬剤耐性の問題
淋菌の薬剤耐性が世界的に問題になっています。従来のフルオロキノロン系(レボフロキサシン等)はほぼ耐性であり、2026年の日本のガイドラインでもセフトリアキソン(点滴・注射)が第一選択です。
咽頭・直腸クラミジア・淋病
「のどに性感染症が感染している」という認識が低いですが、咽頭(のど)・直腸への感染も起きます。特に咽頭淋菌は無症状のことが多く、感染源になります。
4. 【STI③】梅毒——急増中・見逃されやすい症状
梅毒の急増
梅毒(Syphilis)は日本で2022年から急増し、2025〜2026年も引き続き高い感染者数が報告されています。かつては「珍しい病気」でしたが現在は非常に身近な性感染症です。
梅毒の病期と症状
梅毒は段階的に進行します。
第1期(感染後3〜6週):
- 感染部位(陰部・口等)に硬性下疳(硬くて痛みのない潰瘍)が出現
- 鼠径部リンパ節腫大
- 自然に消えるため「治った」と誤解されやすい
第2期(感染後3か月頃〜):
- 全身に赤い発疹(バラ疹)——体幹から手のひら・足の裏にまで広がる
- 発熱・倦怠感・リンパ節腫大
- 手のひら・足の裏の発疹が梅毒の特徴的なサイン
晩期梅毒(未治療のまま数年後):
- 心臓・血管・脳神経への重篤な障害
- 神経梅毒(認知症様症状・脊髄障害)
先天梅毒
妊娠中に梅毒に感染すると、胎盤を通じて胎児に感染(先天梅毒)→流産・死産・新生児への深刻な影響。妊婦への梅毒スクリーニングが重要です。
検査
血液検査:**RPR法(脂質抗原法)・TPHA法(トレポネーマ抗原法)**の2種類を組み合わせて診断します。
5. 【STI④】性器ヘルペス——再発を繰り返す
原因: 単純ヘルペスウイルス(HSV-1・HSV-2)
症状:
- 性器・肛門周囲に複数の水疱・潰瘍が群発
- 強い疼痛・灼熱感
- 初回感染は特に重症(発熱・倦怠感を伴うことがある)
重要な特徴:
- ヘルペスウイルスは神経節に潜伏し、免疫低下・ストレス時に再発する
- 「一度感染したら完全除去はできない」が、抗ウイルス薬で再発回数・重症度を抑えられる
- 無症状でウイルスを排出することがある(無症候性ウイルス排出)
治療: アシクロビル・バラシクロビル等の抗ヘルペスウイルス薬。再発頻度が高い場合は長期抑制療法。
6. 【STI⑤】尖圭コンジローマ——HPV感染による疣贅
原因: ヒトパピローマウイルス(HPV6型・11型が多い)
症状:
- 性器・肛門周囲に**カリフラワー状・鶏冠状の疣贅(イボ)**が多発
- 痛みは少ないが、増大・多発する
治療:
- イミキモドクリーム(ベセルナ®):免疫賦活外用薬
- 液体窒素凍結療法
- レーザー・外科的切除
予防: HPVワクチン(ガーダシル・シルガード9)はHPV6・11型をカバーし、尖圭コンジローマの予防に有効です。
7. 【STI⑥】マイコプラズマ・ウレアプラズマ——非淋菌性尿道炎
<cite index=”10-1″>2026年ガイドラインでは非淋菌性尿道炎についての項目が新たに充実し、マイコプラズマ・ジェニタリウムへの対応が追記されました。</cite>
非淋菌性尿道炎(NGU): クラミジア・淋菌以外の病原体による尿道炎の総称。
主な原因:
- マイコプラズマ・ジェニタリウム(MG): 薬剤耐性が問題
- ウレアプラズマ: 軽度の尿道炎症状
- トリコモナス
症状: 尿道の不快感・軽度の分泌物・排尿時の違和感(クラミジアよりやや軽い)
治療: アジスロマイシン・モキシフロキサシン等(MGへの耐性を考慮して選択)
8. 【STI⑦】トリコモナス感染症
原因: トリコモナス・バギナリス(原虫)
男性の症状: 多くは無症状。軽度の尿道炎症状のことがある。
女性の症状: 黄緑色・泡状のおりもの・強いかゆみ・悪臭
診断: 顕微鏡検査・核酸増幅検査
治療: メトロニダゾール(フラジール)内服。パートナーの同時治療が必須。
9. 性感染症の検査——何をどこで受けるか
当院(泌尿器科)での検査
- 尿検査(初尿): クラミジア・淋菌のNAAT(核酸増幅検査)
- 尿道ぬぐい液: 分泌物がある場合の培養・NAAT
- 血液検査: 梅毒(RPR・TPHA)・HIV・肝炎ウイルス(HBV・HCV)
- 咽頭ぬぐい液: 咽頭クラミジア・淋菌の検査(口腔性交の機会がある場合)
検査を受けるタイミング
各性感染症には「ウインドウ期間(感染から検査で陽性になるまでの期間)」があります。
| 疾患 | ウインドウ期間の目安 |
|---|---|
| クラミジア・淋菌 | 感染後1〜2週間 |
| 梅毒 | 感染後3〜6週間 |
| HIV | 感染後4〜6週間(抗原・抗体検査) |
| 性器ヘルペス | 症状出現時に検査 |
「心当たりがあってから2〜4週間後」が多くの性感染症検査の適切なタイミングです。
10. 【2026年最新ガイドライン】治療の原則
- 確定診断に基づいた治療: 症状だけで判断せず、検査で確認してから治療
- パートナーの同時治療: 片方だけ治療しても「ピンポン感染」(再感染の繰り返し)が起きる
- 治療完了後の治癒確認検査(TOC): 特に淋菌・クラミジアは治療後の再検査が推奨
- 全ての性感染症が「通報対象」ではないが、梅毒・HIV・淋菌は感染症法上の届出対象
11. クラミジア・淋病の最新治療——薬剤耐性への対応
クラミジアの治療
- 第一選択: アジスロマイシン1g単回経口投与 または ドキシサイクリン100mg×7日間
- 治療後2〜4週後に治癒確認検査(TOC)推奨
淋病(淋菌感染症)の治療
薬剤耐性が進んでいるため、経口薬のみでの治療は推奨されなくなっています。
- 第一選択: セフトリアキソン1g点滴/筋注(単回)
- フルオロキノロン系(レボフロキサシン等)は耐性のため原則使用しない
- 治療後2週間後にTOC
12. 梅毒の最新治療——ペニシリン注射
- 第一選択: ベンジルペニシリンベンザチン(筋注)——2022年頃から日本でも使用可能になった長時間作用型ペニシリン
- またはアモキシシリン経口投与(2〜4週間)
- ペニシリンアレルギーの場合はドキシサイクリン
病期によって治療期間が異なります:
- 第1期・第2期:ベンジルペニシリン筋注 単回
- 晩期梅毒・神経梅毒:より長期の治療が必要
妊婦の梅毒: ペニシリン以外の薬剤は先天梅毒予防に不十分。ペニシリンアレルギーがある妊婦は脱感作療法が必要。
13. パートナーへの告知と同時治療の重要性
性感染症と診断された場合、パートナーへの告知と同時治療が治療の根幹です。
「パートナーに言いにくい・怒られそう」という心理的ハードルがありますが、片方だけが治療してもパートナーから再感染(ピンポン感染)が起き、治癒しません。
当院での対応: パートナーが来院しにくい場合も、「処方書を持参してもらう・パートナー分の処方を検討する」等、可能な範囲でサポートします。
14. 性感染症の予防——コンドーム・ワクチン・PrEP
コンドームの正しい使用
コンドームは多くの性感染症(クラミジア・淋菌・HIV・トリコモナス等)の感染リスクを大幅に低減します。ただし、皮膚接触で感染するヘルペス・梅毒・HPVは完全には予防できません。
HPVワクチン
シルガード9(9価HPVワクチン)は尖圭コンジローマ・子宮頚がんの予防に有効です。男女ともに推奨されています。
PrEP(曝露前予防投薬)・PEP(曝露後予防投薬)
<cite index=”10-1″>2026年ガイドラインでは新たにPrEP・PEPに関する項目が追加されました。</cite>
- PrEP(HIV曝露前予防): HIV感染リスクが高い方がHIV感染前から抗HIV薬(テノホビル+エムトリシタビン等)を内服することでHIV感染を予防
- PEP(HIV曝露後予防): HIV感染リスクのある性的接触後72時間以内に抗HIV薬を28日間内服することで感染を予防
15. よくある質問(FAQ)
Q. 症状がないのに検査は必要ですか?
A. はい。クラミジアは約50〜80%が無症状で、症状がない間も感染を広げます。また、梅毒は第1期の病変が自然消退するため「治った」と誤解されやすいです。「心当たりがある・パートナーが感染した」という場合は、症状の有無にかかわらず検査を受けることを強くお勧めします。
Q. 梅毒検査は血液検査ですか?結果はいつわかりますか?
A. はい、梅毒の診断は血液検査(RPR法とTPHA法の2種類)で行います。当院では検査当日〜数日後に結果をお伝えできます(院内検査・外注検査により異なります)。
Q. 性感染症は誰でもかかるリスクがありますか?
A. はい。性的接触がある全ての方に感染リスクがあります。年齢・性別・性的指向にかかわらず、性的接触を通じて感染します。「自分には関係ない」という思い込みが感染拡大の原因です。
16. 名古屋あおいクリニックでの診療について
名古屋市東区にある**名古屋あおいクリニック(泌尿器科・皮膚科・内科)**では、性感染症の検査・診断・治療に対応しています。
当院で対応できる主な内容
- クラミジア・淋菌のNAAT(核酸増幅検査)
- 梅毒血液検査(RPR・TPHA)
- HIV・肝炎ウイルス(HBV・HCV)検査
- 咽頭・尿道のSTI検査(必要に応じて)
- クラミジア・淋菌の抗菌薬治療(内服・点滴)
- 梅毒の治療(ペニシリン系抗菌薬)
- 性器ヘルペス・尖圭コンジローマの診断・治療
- トリコモナス・マイコプラズマの診断・治療
- パートナーへの感染告知サポート
こんな方はぜひご相談ください(プライバシーに十分配慮した対応をします)
- 尿道から分泌物が出る・排尿時に痛みがある
- 性器・肛門・口の周りに発疹・潰瘍・イボができた
- パートナーが性感染症と診断された
- 心当たりがある性的接触があって心配
- 梅毒・クラミジアの検査を受けたい
- HIV検査・PrEPについて相談したい
「症状がなくても感染している可能性があります。心当たりがある場合は早めの検査を。当院はプライバシーに十分配慮した上で対応しています。」
名古屋あおいクリニックのご案内
名古屋あおいクリニック 皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科
〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2-4-1 第三コジマビル6階
【TEL】052-737-7117
【診療時間】 10:30~13:30 14:30~19:00
【休診日】不定休
【アクセス】 高岳駅より徒歩4分 新栄町駅より徒歩5分
【ホームページ】https://www.nagoya-aoi-clinic.com/ 【Instagram】https://www.instagram.com/nagoya.aoi.clinic
オンライン予約はホームページより24時間受け付けております。 皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
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