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睾丸(精巣)が腫れた・痛い——原因・緊急度・治療を名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・泌尿器科)が詳しく解説
睾丸(精巣)が腫れた・痛い——原因・緊急度・治療を名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・泌尿器科)が詳しく解説
「睾丸が急に腫れて痛い」「片方だけ腫れている気がする」「ズキズキする痛みがあるが恥ずかしくて受診できない」「しこりのようなものがある」——陰嚢・精巣の症状は男性にとって非常にデリケートで、受診をためらうケースが多い領域です。しかし精巣捻転のように放置すれば数時間で精巣を失う緊急疾患も含まれており、「恥ずかしいから」「様子を見よう」という判断が取り返しのつかない結果をもたらすことがあります。名古屋市東区の泌尿器科・名古屋あおいクリニックが、睾丸(精巣)の腫れ・痛みの原因・緊急度の判断・各疾患の診断・治療まで、わかりやすく詳しく解説します。
目次
- 陰嚢・精巣の解剖——どんな構造になっているか
- 睾丸の腫れ・痛みの原因——緊急度別に整理
- 【緊急①】精巣捻転——数時間で精巣を失う可能性
- 【要注意②】急性精巣上体炎——細菌感染による炎症
- 【見逃し禁止③】精巣腫瘍——痛みのない腫れに注意
- 【良性④】精索静脈瘤——男性不妊との関係
- 【良性⑤】陰嚢水腫——液体がたまる状態
- 【その他】慢性前立腺炎・鼠径ヘルニア・外傷
- 睾丸の腫れ・痛みの診断——受診時の検査
- 今すぐ救急・当日中に受診すべき症状
- 「恥ずかしいから様子を見る」が危険な理由
- よくある質問(FAQ)
- 名古屋あおいクリニックでの診療について
1. 陰嚢・精巣の解剖——どんな構造になっているか
精巣(睾丸): 陰嚢の中にある卵形の臓器で、精子の産生と男性ホルモン(テストステロン)の分泌を担います。
精巣上体(副睾丸): 精巣の後ろ側・外側に位置する細長い器官。精巣で作られた精子が成熟・貯蔵される場所です。精巣上体は精巣の横から上部に存在し、精管へとつながります。
精索: 精管・動脈・静脈・神経・リンパ管が束になった構造で、精巣を吊り下げています。精索の血管が捻れると精巣への血流が途絶え(精巣捻転)、緊急状態になります。
陰嚢には精巣(睾丸)、精巣上体(副睾丸)などが入っており、これらの異常だけでなく、その周囲構造物の異常によっても陰嚢が腫れてきます。
2. 睾丸の腫れ・痛みの原因——緊急度別に整理
| 緊急度 | 疾患名 | 主な症状 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 最緊急(即救急) | 精巣捻転 | 突然の激痛・腫れ | 数時間で精巣壊死のリスク |
| 緊急(当日受診) | 急性精巣上体炎 | 発熱・腫れ・痛み | 細菌感染・抗菌薬必要 |
| 見逃し禁止 | 精巣腫瘍 | 痛みのない腫れ | 若年男性のがん・放置厳禁 |
| 経過観察可 | 精索静脈瘤 | 鈍い違和感 | 男性不妊に関与 |
| 経過観察可 | 陰嚢水腫 | 無痛の腫れ | 液体貯留 |
3. 【緊急①】精巣捻転——数時間で精巣を失う可能性
精巣を吊り下げている精索が捻れることで、精巣への血流が遮断される緊急状態です。精巣が精索を軸に回転し、急激な陰嚢部痛や腫脹をきたします。思春期に好発し、精巣が機能障害や壊死に至ることから緊急的な処置(手術)が必要です。壊死した場合や術後も血流が再開しない場合は精巣を摘出することとなります。
症状の特徴
突発的に起こる片側性の陰嚢部痛で、陰嚢が腫大し、下腹部へ放散する痛みや吐き気などを生じることもあります。夜間に突然起こることが多く、過去に同様の症状が生じて自然に整復され軽快した既往を持つ方に多いともいわれます。
なぜ緊急なのか——タイムリミット
| 発症からの時間 | 精巣救済率の目安 |
|---|---|
| 6時間以内 | 約90〜100% |
| 12時間以内 | 約50% |
| 24時間以上 | 約10%以下 |
「少し痛いけど様子を見よう」という判断が精巣摘出につながります。突然の激しい陰嚢部痛は深夜・早朝でも即座に救急へ。
好発年齢・治療
思春期(12〜18歳)に最も多く見られますが乳幼児期・成人にも起こります。捻転が完全に否定されない場合は緊急手術を行います。
4. 【要注意②】急性精巣上体炎——細菌感染による炎症
急性精巣上体炎は、尿道を介して精巣上体に細菌が感染した状態です。発熱・片方の精巣の腫れや痛みが主な症状で、症状が進むと太ももの付け根や下腹部が痛くなる場合もあります。
原因菌
- 若い男性(40歳未満): クラミジア・淋菌などの性感染症(STI)が多い
- 中高年・高齢男性: 大腸菌等の尿路由来の細菌感染・前立腺肥大症の合併が多い
高齢者の精巣上体炎では背景に前立腺肥大や糖尿病があることが多く、その対策も必要です。
診断・治療
尿検査で尿白血球の上昇、超音波検査で腫大した精巣上体と血流の増加、採血で白血球とCRPの増加を認めます。基本的には抗菌薬の投与と痛み止めを使用します。陰嚢の冷却も有効です。痛みは治療開始1週間以内に改善しますが、腫れと硬さは1〜2か月かかることがあります。
重要: 性感染症が原因の場合は、パートナーも同時に検査・治療が必要です。
5. 【見逃し禁止③】精巣腫瘍——痛みのない腫れに注意
精巣腫瘍は非常に進行が早く転移しやすいのが特徴です。通常痛みがなく、羞恥心のために受診に踏み切れずに長期間放置する患者さんもいますが、これは厳禁です。早急に泌尿器科を受診すべきです。精巣腫瘍は転移を起こしていても抗癌剤で完治することが多いですが、進行した場合にはその後の治療が困難を極めることもあります。
精巣腫瘍を疑うサイン
- 精巣にしこり・硬い部分がある
- 片側の精巣が大きくなってきた
- 重い感じ・鈍い違和感がある
- 精巣の硬さが左右で違う
- 痛みがなくても要注意
好発年齢・組織分類
20〜40代の若い男性に多い精巣の悪性腫瘍です。胚細胞腫瘍(セミノーマ・非セミノーマ)が最多で、50歳以上では悪性リンパ腫も多くみられます。
精巣の自己触診
月1回、入浴後(陰嚢が柔らかくなっているとき)に精巣を優しく触れてみる習慣をつけることで、変化の早期発見につながります。
6. 【良性④】精索静脈瘤——男性不妊との関係
精索静脈瘤とは、陰嚢内にある精巣周囲にできる静脈の瘤のことです。血管の走行の理由から左側にできることがほとんどです。一般成人男性においては10〜15%に認められます。
症状・男性不妊との関係
陰嚢の鈍い違和感・締め付けられる感じ・鼠径部の痛みなど様々です。ほとんどの方が違和感や軽い痛みの程度です。静脈瘤ができることで精巣の体温が上昇し精子を傷付け、不妊の原因になる可能性があります。精索静脈瘤は男性不妊の最も多い原因のひとつです。
治療
顕微鏡下手術(鼠径部からアプローチ)が最もよく行われています。手術後95%以上で静脈瘤が消失し、男性不妊の方では約60%で精液所見が改善するとされ、疼痛に対しては80%以上の方で改善します。
7. 【良性⑤】陰嚢水腫——液体がたまる状態
精巣を覆う鞘膜の内側に液体がたまり、陰嚢が腫れた状態です。痛みはほとんどなく、透光性がある(懐中電灯を当てると光が透ける)ことが特徴です。乳幼児期に多いですが成人でも発症します。
成人に生じた陰嚢水腫の一部には精巣腫瘍・精巣上体炎・外傷等が背景にあることがあるため、超音波検査での評価が重要です。
8. 【その他】慢性前立腺炎・鼠径ヘルニア・外傷
慢性前立腺炎・慢性骨盤内疼痛症候群: 前立腺の慢性炎症・神経障害性疼痛が陰嚢・精巣・会陰部の慢性的な鈍痛として現れることがあります。
鼠径ヘルニア: 腸が鼠径管を通じて陰嚢内に降りてくる状態。嵌頓(腸が戻らなくなった状態)は緊急手術が必要です。
外傷性: スポーツ・外傷による精巣への打撃は精巣破裂・血腫のリスクがあります。強い打撃後に腫れ・痛みが続く場合は速やかに受診してください。
9. 睾丸の腫れ・痛みの診断——受診時の検査
- 問診: 発症のタイミング・痛みの性質・発熱の有無・性感染症リスク
- 触診・視診: 精巣・精巣上体の大きさ・硬さ・圧痛の分布を評価
- 超音波検査(最重要): 精巣への血流(カラードプラ)を評価。精巣捻転(血流消失)・精巣上体炎(血流増加)・精巣腫瘍(腫瘤)を迅速に判別
- 尿検査・血液検査: 感染の評価・腫瘍マーカー(AFP・hCG・LDH)
10. 今すぐ救急・当日中に受診すべき症状
🚨 今すぐ救急(深夜・早朝でも)
- 突然の激しい陰嚢部痛(精巣捻転の疑い)
- 吐き気・嘔吐を伴う激しい陰嚢痛
精巣捻転は発症6時間以内が精巣救済のタイムリミットです。深夜でも迷わず救急へ。
🟡 当日〜2〜3日以内に受診
- 発熱(38℃以上)+陰嚢の腫れ・痛み
- 痛みのない陰嚢の腫れ・しこり
- 精巣の硬さや大きさが変わってきた
- 鼠径部から陰嚢にかけての腫れ
11. 「恥ずかしいから様子を見る」が危険な理由
陰嚢や精巣の痛み・腫れ・違和感は、なかなか人にも相談できず、医療機関を受診するのも抵抗があるため、長い間何もせずに放置している方が多いのが現状です。
しかし精巣捻転・精巣腫瘍という2大疾患では「様子を見る」判断が取り返しのつかない結果をもたらします。
- 精巣捻転: 数時間の放置→精巣壊死→精巣摘出
- 精巣腫瘍: 数か月の放置→転移・進行→治療困難
泌尿器科は陰嚢・精巣の症状を毎日診ている専門科です。「こんなことで受診していいのか」という遠慮は不要です。
12. よくある質問(FAQ)
Q. 片方の睾丸だけ大きい気がします。受診が必要ですか?
A. 受診をお勧めします。片側が明らかに大きくなっている場合は精巣腫瘍・精索静脈瘤・陰嚢水腫等の可能性があります。痛みがなくても受診が必要です。
Q. 朝起きたら急に睾丸が痛くなっていました。どうすればいいですか?
A. 今すぐ救急を受診してください。精巣捻転は夜間・早朝に突然発症することが多く、発症からの時間が精巣を救えるかどうかを左右します。「朝になったら痛みが引くかも」と待つことは非常に危険です。
Q. 睾丸に硬いしこりがあります。がんですか?
A. 超音波検査による評価が必要です。精巣腫瘍の可能性がありますが、良性のものも多くあります。「がんかもしれない」という恐れで受診を先延ばしにすることが最も危険です。早期発見・早期治療で完治率の高いがんです。
Q. 精索静脈瘤と言われましたが、子どもを希望しています。手術が必要ですか?
A. 子どもを希望している・精液検査で精子の状態が良くない場合は、顕微鏡下精索静脈瘤結紮術が男性不妊の改善に有効です。術後に約60%の方で精液所見が改善するというデータがあります。
13. 名古屋あおいクリニックでの診療について
名古屋市東区にある**名古屋あおいクリニック(泌尿器科・皮膚科・内科)**では、精巣・陰嚢の症状の診断・治療に対応しています。
当院で対応できる主な内容
- 精巣・陰嚢の症状の評価・超音波検査
- 急性精巣上体炎の診断・抗菌薬治療
- 精巣腫瘍の疑いに対する腫瘍マーカー検査・専門病院への紹介
- 精索静脈瘤の評価・専門病院への紹介
- 陰嚢水腫の評価・穿刺吸引処置
- 性感染症(クラミジア・淋菌)の検査・治療
- 精巣捻転が疑われる場合の緊急評価・救急病院への紹介
こんな方はぜひご相談ください
- 睾丸が腫れている・しこりがある(痛みがなくても)
- 片側の精巣が大きくなってきた気がする
- 陰嚢に違和感・鈍い痛みがある
- 発熱+陰嚢の痛みがある
- 精索静脈瘤と言われて男性不妊が心配
「恥ずかしい症状だからこそ、専門の泌尿器科で正確に診ます。精巣捻転・精巣腫瘍は放置厳禁です。まずご相談ください。」
まとめ
- 精巣捻転は発症6時間以内が精巣救済のタイムリミット。深夜でも即座に救急へ
- 急性精巣上体炎は発熱を伴う細菌感染症で抗菌薬が必要。性感染症由来の場合はパートナーの同時治療が必要
- 精巣腫瘍は「痛みのない腫れ・しこり」が典型。若年男性のがんとして放置厳禁
- 精索静脈瘤は男性不妊の主要な原因。顕微鏡下手術で約60%の精液改善が期待できる
- 「恥ずかしい・様子を見よう」という判断が命取りになることがあります
名古屋あおいクリニック(名古屋市東区)泌尿器科・皮膚科・内科 お問い合わせ・ご予約はお電話またはウェブ予約にて承っております。
名古屋あおいクリニックのご案内
名古屋あおいクリニック
(皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科)
〒461-0005
愛知県名古屋市東区東桜2-4-1 第三コジマビル6階
【TEL】
052-737-7117
【診療時間】
10:30~13:30
14:30~19:00
【休診日】
不定休
【アクセス】
高岳駅より徒歩4分
新栄町駅より徒歩5分
【ホームページ】
https://www.nagoya-aoi-clinic.com/
【Instagram】
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オンライン予約はホームページより24時間受け付けております。
皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
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