頻尿の原因と対策を年齢別に解説|子どもから高齢者まで名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・皮膚科・泌尿器科)が詳しく解説

頻尿の原因と対策を年齢別に解説|子どもから高齢者まで名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・皮膚科・泌尿器科)が詳しく解説

「最近トイレが近くて困っている」「夜中に何度もトイレに起きる」「急に尿意が来てトイレまで間に合わない」「子どもがおしっこの回数が多い気がする」——頻尿は年齢・性別を問わずとても多い悩みですが、原因は年代によって大きく異なります。子どもの頻尿と高齢者の頻尿は原因が違い、当然対策・治療法も変わってきます。名古屋市東区の泌尿器科・皮膚科・名古屋あおいクリニックが、頻尿の原因・症状・診断・治療を年齢別にわかりやすく詳しく解説します。


目次

  1. 頻尿とは——正常なトイレの回数はどのくらい?
  2. 頻尿の主な原因分類
  3. 【子どもの頻尿(小学生以下)】心因性・膀胱炎・過活動膀胱
  4. 【思春期・10〜20代の頻尿】心因性・過活動膀胱・膀胱炎
  5. 【20〜30代女性の頻尿】膀胱炎・骨盤底筋機能低下・間質性膀胱炎
  6. 【30〜40代男性の頻尿】前立腺炎・生活習慣・心因性
  7. 【40〜50代の頻尿】更年期・前立腺肥大症初期・過活動膀胱
  8. 【60代以降の頻尿(女性)】骨盤底筋障害・萎縮性膣炎・過活動膀胱
  9. 【60代以降の頻尿(男性)】前立腺肥大症・過活動膀胱・夜間頻尿
  10. 夜間頻尿——夜中に何度もトイレに起きる原因と対策
  11. 頻尿の診断——受診時に行われる検査
  12. 頻尿の治療——薬物療法・行動療法・骨盤底筋トレーニング
  13. 日常生活でできる頻尿対策
  14. 早めに泌尿器科を受診すべき症状
  15. よくある質問(FAQ)
  16. 名古屋あおいクリニックでの診療について

1. 頻尿とは——正常なトイレの回数はどのくらい?

**頻尿(ひんにょう)**とは、排尿の回数が正常よりも多くなった状態を指します。

正常な排尿回数の目安

年齢日中の排尿回数夜間の排尿回数
乳児15〜20回程度夜間も排尿あり
幼児(3〜5歳)8〜12回程度0〜1回
小学生5〜7回程度0〜1回
成人1日8回未満(一般的な目安)0〜1回
高齢者8〜10回程度1〜2回(加齢による)

**成人では1日8回以上の排尿、夜間に2回以上排尿のために起きる場合を頻尿と定義することが多いです。**ただし、水分摂取量・気温・活動量によって排尿回数は変わるため、「回数だけ」で判断するより「生活に支障をきたしているか」が重要な基準です。

頻尿と合わせて注意したい症状

  • 尿意切迫感: 急に強い尿意が起こり、我慢が難しい状態(過活動膀胱の特徴)
  • 夜間頻尿: 夜間に排尿のために1回以上起きる状態
  • 排尿時痛: 排尿中のしみる・痛み(膀胱炎・尿道炎の特徴)
  • 残尿感: 排尿後にまだ残っている感覚
  • 尿失禁: 我慢できずに漏れてしまう状態

2. 頻尿の主な原因分類

頻尿の原因は大きく以下に分類されます。

分類主な疾患・状態
感染性膀胱炎・尿道炎・腎盂腎炎・前立腺炎
機能性過活動膀胱(OAB)・心因性頻尿
閉塞性前立腺肥大症・尿道狭窄
解剖学的骨盤底筋機能低下・膀胱瘤・子宮脱
炎症性・慢性間質性膀胱炎・膀胱結石
全身疾患糖尿病・心不全・腎機能低下・多飲症
ホルモン更年期・抗利尿ホルモン分泌低下
薬剤性利尿薬・降圧薬・一部の精神科薬
神経因性脳・脊髄疾患による膀胱機能障害

3. 【子どもの頻尿(小学生以下)】心因性・膀胱炎・過活動膀胱

子どもの頻尿の特徴

子どもの頻尿は大人と原因が大きく異なります。特に「心因性頻尿」が非常に多いのが特徴です。

心因性頻尿(最多)

不安・緊張・環境の変化が引き金になる頻尿です。幼稚園・小学校への入学・進級・転校・学芸会・発表会・試験など、特定のイベント前後に頻尿が起こりやすいのが典型的なパターンです。

特徴:

  • 寝ている間(夜間)は頻尿が起きない(夜は眠れる)
  • 遊んでいるときは頻尿が落ち着くことが多い
  • 特定のイベント(学校・発表など)の前後に悪化
  • 排尿時の痛みはない

対処法: 無理にトイレを我慢させることは逆効果です。子どものストレス・不安を軽減する環境づくり・担任への相談(授業中のトイレを自由に行かせてもらうなど)が基本です。通常、ストレス源が解消されれば自然に改善します。長期化する場合は小児科・泌尿器科への相談が必要です。

小児の過活動膀胱

子どもにも過活動膀胱(突然強い尿意が来て我慢が難しい)が起こります。膀胱の収縮が過剰に活発になることが原因で、排尿訓練・抗コリン薬などで治療します。

膀胱炎(子ども)

女の子は尿道が短く・膀胱炎になりやすいです。「おしっこの回数が急に増えた・痛い」という症状が出たら膀胱炎を疑います。抗菌薬での治療が必要です。

夜尿症(夜のおねしょ)と頻尿の関係

頻尿と夜尿症は別の問題ですが、膀胱の容量・機能に問題がある場合は両方が起きることがあります。7歳以上で月1回以上夜尿がある場合は泌尿器科・小児科への相談が推奨されます。


4. 【思春期・10〜20代の頻尿】心因性・過活動膀胱・膀胱炎

10〜20代の頻尿の特徴

思春期・青年期の頻尿は心因性が多い一方で、女性では膀胱炎が急増する年代でもあります。

心因性頻尿(思春期)

受験・部活・対人関係・就職など、精神的なストレスを多く抱える年代で心因性頻尿が多く見られます。「授業中・試験中にトイレに行きたくなる」「電車に乗ると不安になる(電車に乗れなくなる)」という形で現れることがあります。

社交不安症・パニック症との関連も考慮する必要があります。

女性の膀胱炎(20代に急増)

性活動の開始・ホルモン的な変化により、20代女性では膀胱炎の発症が増加します。「排尿時の痛み・頻尿・残尿感」が典型的な症状です。

膀胱炎を繰り返す場合:

  • 排尿後から前から後ろへの拭き方
  • 性交後の排尿(性交後膀胱炎の予防)
  • 十分な水分摂取・排尿を我慢しない
  • 冷え対策

間質性膀胱炎(若い女性に多い)

膀胱に細菌感染がないのに慢性的な頻尿・膀胱痛・尿意切迫感が続く疾患で、若い女性に多く見られます。通常の膀胱炎治療(抗菌薬)では改善しません。泌尿器科での詳細な評価が必要です。


5. 【20〜30代女性の頻尿】膀胱炎・骨盤底筋機能低下・間質性膀胱炎

妊娠・出産による骨盤底筋の変化

妊娠中は子宮が膀胱を圧迫するため頻尿が起こりやすく、出産後は骨盤底筋が弱くなることで尿失禁・頻尿が生じることがあります。産後の骨盤底筋トレーニングが重要です。

繰り返す膀胱炎(再発性膀胱炎)

年に3回以上、または6ヶ月以内に2回以上膀胱炎を繰り返す状態を再発性膀胱炎といいます。原因の精査と予防的な対策が必要です。

間質性膀胱炎

細菌感染がないのに慢性的な膀胱痛・頻尿・尿意切迫感が続く疾患です。「膀胱が満たされると痛い・排尿すると楽になる」という特徴的なパターンがあります。治療は生活指導・膀胱訓練・内服薬・膀胱水圧拡張術などが行われます。


6. 【30〜40代男性の頻尿】前立腺炎・生活習慣・心因性

30〜40代男性の頻尿の特徴

30〜40代男性の頻尿で最も多い原因のひとつが前立腺炎です。前立腺肥大症は50代以降に多いイメージがありますが、前立腺炎(前立腺の炎症)は若い男性にも多く、頻尿・排尿時不快感・会陰部(肛門と陰嚢の間)の痛みを引き起こします。

慢性前立腺炎・慢性骨盤内疼痛症候群

細菌性: 大腸菌などの細菌が原因で、抗菌薬で治療します。 非細菌性(慢性骨盤内疼痛症候群): 細菌感染がないのに慢性的な骨盤周囲の痛み・頻尿・排尿症状が続きます。ストレス・長時間の座位・自転車などが誘因になることがあります。

症状:

  • 頻尿・残尿感
  • 排尿時・射精時の不快感・痛み
  • 会陰部・陰嚢・下腹部の違和感・痛み

生活習慣・カフェイン・アルコール

コーヒー・お茶・エナジードリンクなどカフェインを多く含む飲み物は利尿作用があり頻尿を悪化させます。 アルコールも同様です。30〜40代で仕事上のストレス・生活習慣の乱れが重なり頻尿が生じることがあります。


7. 【40〜50代の頻尿】更年期・前立腺肥大症初期・過活動膀胱

40〜50代女性——更年期と頻尿

更年期(閉経前後)には女性ホルモン(エストロゲン)が低下し、膀胱・尿道・腟の粘膜が萎縮・乾燥することで頻尿・尿意切迫感・排尿時痛・尿漏れが生じやすくなります。これを**「閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM:Genitourinary Syndrome of Menopause)」**といいます。

治療: ホルモン補充療法(HRT)・局所エストロゲン療法(腟用クリーム・坐薬)が有効です。骨盤底筋トレーニングとの組み合わせがより効果的です。

40〜50代男性——前立腺肥大症の始まり

前立腺肥大症は40代後半から始まり、50〜60代で顕在化します。前立腺が肥大することで尿道が圧迫され、排尿症状(尿の勢いが弱い・残尿感)と蓄尿症状(頻尿・尿意切迫感・夜間頻尿)が生じます。

「最近夜のトイレが増えた・尿の勢いが弱くなった」という40〜50代男性は、前立腺肥大症の初期症状が始まっている可能性があります。早めの泌尿器科受診をお勧めします。

過活動膀胱(OAB)

過活動膀胱は40代以降に急増します。膀胱が過剰に収縮することで、突然強い尿意が起こり(尿意切迫感)、頻尿・尿失禁(切迫性尿失禁)が生じます。

過活動膀胱の診断基準(OABSS等):

  • 尿意切迫感
  • 頻尿(昼間8回以上)
  • 夜間頻尿(1回以上)
  • 切迫性尿失禁(あることもある)

8. 【60代以降の頻尿(女性)】骨盤底筋障害・萎縮性膣炎・過活動膀胱

60代以降の女性の頻尿の特徴

加齢とともに骨盤底筋が弱くなり、膀胱・子宮・直腸を支える力が低下します。これにより複数の尿トラブルが重なって現れます。

骨盤臓器脱(膀胱瘤・子宮脱)

骨盤底筋の弛緩により、膀胱・子宮・直腸が腟内に落ち込んでくる状態(骨盤臓器脱)が起こります。「股間に何か挟まっているような感覚」「立ち上がると症状が悪化する頻尿・残尿感」が特徴です。

閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)の進行

閉経後年数が経つほどエストロゲン低下による腟・尿道の萎縮が進み、慢性的な排尿症状(頻尿・排尿時痛・尿意切迫感)が続きます。「膀胱炎のような症状が何度も繰り返す」という高齢女性の多くがこの状態です。

過活動膀胱の増加

60代以降は過活動膀胱の有病率が急増します。女性の約12〜15%が罹患しているとされています。適切な治療(抗コリン薬・β3作動薬)で大きく改善できます。


9. 【60代以降の頻尿(男性)】前立腺肥大症・過活動膀胱・夜間頻尿

前立腺肥大症の本格化

60〜70代男性の前立腺肥大症の有病率は50%以上とされており、最も多い頻尿の原因です。

主な症状(IPSS:国際前立腺症状スコアで評価):

  • 蓄尿症状: 頻尿・夜間頻尿・尿意切迫感・切迫性尿失禁
  • 排尿症状: 尿の勢いが弱い・尿が途切れる・排尿に時間がかかる・腹圧をかけないと出ない
  • 排尿後症状: 残尿感・排尿後に垂れる

治療: α1遮断薬(タムスロシン・ナフトピジル・シロドシン等)・5α還元酵素阻害薬(デュタステリド等)・PDE5阻害薬(タダラフィル)・抗コリン薬・β3作動薬などを組み合わせた薬物療法が基本です。薬物療法で改善しない場合は手術(TURP・HoLEP等)を検討します。

PSA検査(前立腺がんの除外)

前立腺肥大症の症状は前立腺がんと類似することがあります。PSA(前立腺特異抗原)の血液検査で前立腺がんを定期的にスクリーニングすることが重要です。

夜間頻尿(ノクチュリア)

高齢男性の夜間頻尿は、前立腺肥大症だけでなく、抗利尿ホルモン(ADH)の分泌低下・心不全・睡眠時無呼吸症候群・糖尿病・夜間多尿など複数の原因が絡み合うことが多いです(後述)。


10. 夜間頻尿——夜中に何度もトイレに起きる原因と対策

夜間頻尿の原因

夜間頻尿は単純な「膀胱の問題」だけでなく、複数の要因が重なっていることが多い複雑な症状です。

①夜間多尿(最も多い原因) 夜間に尿量が多くなる状態で、夜間排尿量が1日総尿量の33%(65歳以上)・20%(65歳未満)を超える場合を夜間多尿と定義します。

夜間多尿の原因:

  • 抗利尿ホルモン(ADH)の加齢による分泌低下
  • 心不全・腎機能低下による夜間の水分動員
  • 睡眠時無呼吸症候群(夜間に交感神経活性→利尿)
  • 夕方〜夜の過剰な水分摂取・アルコール
  • 下肢浮腫(日中の浮腫が横になって吸収される)

②膀胱容量の低下 過活動膀胱・間質性膀胱炎・前立腺肥大症・加齢による膀胱容量低下

③睡眠障害 睡眠が浅い・不眠のために目が覚め、トイレに行くパターン(「トイレに起きるから眠れない」と「眠りが浅いからトイレに気づく」の両方がある)

夜間頻尿の対策

生活習慣の改善(まず試すべきこと):

  • 夕方以降の水分摂取を控える(特に就寝3時間前から)
  • カフェイン・アルコールを夕食以降避ける
  • 夕方の軽い運動(ウォーキング)で下肢浮腫を軽減する
  • 弾性ストッキング着用(夕方まで)で下肢浮腫を予防
  • 就寝前の温かい入浴(副交感神経を優位にして膀胱を落ち着かせる)

薬物療法(医師の処方):

  • デスモプレシン(ミニリンメルト):夜間多尿に対する抗利尿ホルモン製剤
  • 過活動膀胱薬(抗コリン薬・β3作動薬)
  • 前立腺肥大症薬(α1遮断薬等)
  • 睡眠薬・睡眠改善薬

11. 頻尿の診断——受診時に行われる検査

泌尿器科での頻尿の評価には以下の検査が行われます。

問診・排尿日誌

排尿日誌(ブラダーダイアリー): 3日間程度、排尿の時間・尿量・尿意切迫感の有無・水分摂取量を記録したものです。頻尿の原因特定に非常に有用で、夜間多尿・過活動膀胱・水分摂取の問題などが客観的にわかります。

受診前に自宅で記録してくることで、診断が効率よく進みます。

尿検査

尿中の白血球・細菌・血液・糖を調べます。膀胱炎・腎盂腎炎・糖尿病・血尿の鑑別に基本的な検査です。

超音波検査(エコー)

膀胱の残尿量・前立腺の大きさ・腎臓の状態を非侵襲的に確認します。

尿流量測定(ウロフロメトリー)

専用のトイレで排尿し、尿の流量・速度・排尿時間を測定します。前立腺肥大症・膀胱機能の評価に使用します。

血液検査

PSA(前立腺特異抗原): 前立腺がんのスクリーニング(男性) 血糖・HbA1c: 糖尿病の評価 腎機能(クレアチニン・BUN): 腎機能の評価 電解質: 多尿の原因評価

膀胱内視鏡・尿力学検査

疑わしい病変がある場合・難治な場合に行います。


12. 頻尿の治療——薬物療法・行動療法・骨盤底筋トレーニング

過活動膀胱の治療薬

抗コリン薬(ムスカリン受容体拮抗薬): 膀胱の収縮を抑制する薬で、過活動膀胱の標準的な治療薬です。

薬剤名商品名特徴
ソリフェナシンベシケア1日1回・膀胱選択性が高い
イミダフェナシンウリトス・ステーブラ1日2回
トルテロジンデトルシトール1日1回
オキシブチニンポラキス(外用もあり)1日2〜3回・外用パッチも

副作用:口渇・便秘・かすみ目・認知機能への影響(高齢者は特に注意)

β3アドレナリン受容体作動薬: 膀胱を弛緩させることで蓄尿量を増加させる新しい作用機序の薬です。

薬剤名商品名特徴
ミラベグロンベタニス1日1回・抗コリン薬より副作用が少ない
ビベグロンベオーバ1日1回・食事の影響なし・認知機能への影響が少ない

高齢者・認知症リスクが気になる方にはβ3作動薬が特に推奨されます。

前立腺肥大症の治療薬

α1遮断薬: タムスロシン(ハルナール)・ナフトピジル(フリバス)・シロドシン(ユリーフ)。尿道・前立腺の平滑筋を弛緩させ、排尿を改善します。

5α還元酵素阻害薬: デュタステリド(アボルブ)。前立腺を縮小させる効果があります。効果発現に数ヶ月かかります。

PDE5阻害薬: タダラフィル(ザルティア)。前立腺肥大症に伴う下部尿路症状に保険適応があります。

行動療法

膀胱訓練(ブラダートレーニング): 尿意が来ても少し我慢する時間を段階的に延ばしていく訓練です。過活動膀胱・心因性頻尿に有効です。

排尿スケジュール法: 決まった時間にトイレに行く習慣をつけることで、膀胱容量を徐々に増加させます。

骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)

骨盤底筋を収縮・弛緩させるトレーニングで、尿失禁・頻尿の改善に有効です。

基本的なやり方:

  1. 肛門・腟・尿道を締める(骨盤底筋を収縮)
  2. 5〜10秒間保持
  3. ゆっくり緩める(10秒)
  4. これを10回繰り返す
  5. 1日3セット(起床後・昼間・就寝前)

効果が出るまで4〜6週間かかります。継続することが重要です。


13. 日常生活でできる頻尿対策

水分管理

  • 1日の水分摂取量の目安: 体重×30〜40ml(例:60kgなら1,800〜2,400ml)
  • 飲みすぎは頻尿を悪化させます。しかし少なすぎると尿が濃縮されて膀胱を刺激します
  • カフェイン(コーヒー・緑茶・紅茶・エナジードリンク)は利尿作用・膀胱刺激作用があり頻尿を悪化させます
  • アルコールも利尿作用があります
  • 夕食後〜就寝前の水分摂取を控えることが夜間頻尿対策に有効です

排尿習慣の改善

  • 「念のためトイレ」を控える(膀胱を小さくする習慣になるため)
  • 尿意が来たら少しだけ我慢してから行く習慣(膀胱訓練)
  • 冷えを避ける(下腹部・腰・足首を温める)

生活習慣の改善

  • 適切な体重管理(肥満は腹圧を上げて過活動膀胱を悪化させる)
  • 禁煙(喫煙は膀胱を刺激する・咳が腹圧を上げる)
  • 適度な運動(骨盤底筋・体重管理・下肢浮腫の軽減)

14. 早めに泌尿器科を受診すべき症状

以下の症状がある場合は、早めに泌尿器科・内科を受診してください。

早急な受診が必要:

  • 発熱(38℃以上)+頻尿+腰痛・背部痛(腎盂腎炎の可能性)
  • 血尿がある(膀胱がん・腎がんの可能性も)
  • 排尿困難・尿が全く出ない(急性尿閉)

早めの受診が必要:

  • 2〜3週間以上頻尿が続いている
  • 市販薬で改善しない膀胱炎症状
  • 夜間頻尿で睡眠に著しく影響している
  • 尿が漏れることがある(尿失禁)
  • PSA検査を受けたことがない50歳以上の男性
  • 糖尿病があり多尿・口渇がひどくなってきた

15. よくある質問(FAQ)

Q. 1日何回以上がトイレの回数が多すぎますか?

A. 成人では1日8回以上(または夜間に2回以上)を頻尿の目安とすることが多いです。ただし、回数より「生活に支障をきたしているか・急に我慢できない尿意があるか・夜間に何度も目が覚めるか」という観点が重要です。

Q. 水分を控えれば頻尿は治りますか?

A. 水分を控えすぎると尿が濃縮されて膀胱を刺激し、かえって頻尿・膀胱炎を悪化させることがあります。水分の総量より「種類(カフェイン・アルコールを減らす)」と「タイミング(夕食後を控える)」の工夫が効果的です。

Q. 子どもの頻尿は受診が必要ですか?

A. 以下の場合は受診が必要です:排尿時の痛みがある(膀胱炎)・発熱を伴う・血尿がある・1ヶ月以上続いている・夜尿も合わせてある。心因性頻尿の場合でも2〜3ヶ月以上続く場合は専門家への相談をお勧めします。

Q. 過活動膀胱の薬は一生飲み続けなければいけませんか?

A. 行動療法・骨盤底筋トレーニングと組み合わせることで、薬を減量・中止できるケースもあります。生活習慣の改善・体重管理・骨盤底筋訓練を継続しながら、定期的に医師と治療方針を見直してください。

Q. 前立腺がんと前立腺肥大症の頻尿は見分けられますか?

A. 症状だけでは見分けることが難しいことがあります。PSA検査(血液検査)と超音波検査・必要に応じた生検が前立腺がんとの鑑別に必要です。50歳以上の男性(前立腺がんリスクが高い場合は45歳以上)は定期的なPSA検査をお勧めします。


16. 名古屋あおいクリニックでの診療について

名古屋市東区にある**名古屋あおいクリニック(皮膚科・泌尿器科・内科)**では、子どもから高齢者まで幅広い年代の頻尿・排尿トラブルに対応しています。

当院で対応できる主な内容

  • 頻尿・夜間頻尿の原因評価・診断
  • 膀胱炎・尿道炎・腎盂腎炎の診断・治療
  • 過活動膀胱の診断・薬物療法(抗コリン薬・β3作動薬)
  • 前立腺肥大症の評価・薬物療法・PSA検査
  • 間質性膀胱炎の評価・治療
  • 排尿日誌の分析・膀胱訓練の指導
  • 骨盤底筋トレーニングの指導
  • 夜間頻尿・夜間多尿の評価・治療
  • 尿検査・超音波検査・尿流量測定

こんな方はぜひご相談ください

  • トイレの回数が気になる・増えた気がする
  • 夜中に何度もトイレに起きて眠れない
  • 急に強い尿意が来て我慢できないことがある
  • 尿漏れが気になる
  • 排尿時に痛みがある・血尿がある
  • 子どものおしっこの回数が多い・心配
  • 前立腺の検査・PSAを受けたことがない
  • 更年期以降から排尿トラブルが増えた

頻尿は「年のせい」と諦めないでください。正確な診断と適切な治療で、多くの方が改善できます。まずはお気軽にご相談ください。


まとめ

  • 頻尿の原因は年代・性別によって大きく異なり、正確な評価が治療の出発点です
  • 子どもは心因性・膀胱炎が多く、若い女性は膀胱炎・間質性膀胱炎、中年以降は過活動膀胱・前立腺肥大症・更年期の影響が主な原因です
  • 高齢者の夜間頻尿は夜間多尿・過活動膀胱・前立腺肥大症・睡眠障害など複数原因が重なっていることが多いです
  • 過活動膀胱にはβ3作動薬(ビベグロン・ミラベグロン)や抗コリン薬・骨盤底筋トレーニングが有効です
  • 排尿日誌をつけることで原因の特定が大きく助けられます
  • 血尿・発熱・排尿困難がある場合は早急な受診が必要です
  • 「年のせい」「恥ずかしい」と放置せず、泌尿器科での正確な評価と治療で改善を目指しましょう

名古屋あおいクリニック(名古屋市東区)皮膚科・泌尿器科・内科 お問い合わせ・ご予約はお電話またはウェブ予約にて承っております。

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名古屋あおいクリニック
(皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科)

〒461-0005
愛知県名古屋市東区東桜2-4-1 第三コジマビル6階

【TEL】
052-737-7117

【診療時間】
10:30~13:30
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不定休

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【ホームページ】
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皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

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