感染後にできるイボ(尋常性疣贅)とは?原因・治療法について皮膚科医が詳しく解説

感染後にできるイボ(尋常性疣贅)とは?原因・治療法について皮膚科医が詳しく解説

名古屋市東区の皮膚科・美容皮膚科 名古屋あおいクリニック

「手にイボができた」
「足の裏のイボがなかなか治らない」
「感染するイボと言われた」
「液体窒素をしているけれど治らない」

このようなお悩みで皮膚科を受診される方は少なくありません。

イボの中でも最も多いのが**尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)**です。

尋常性疣贅はウイルス感染によって起こる皮膚の病気であり、放置すると増えたり家族へうつったりすることがあります。

今回は感染後にできるイボ(尋常性疣贅)の原因、症状、診断、治療について詳しく解説します。


尋常性疣贅(イボ)とは?

尋常性疣贅とは、

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって生じる良性皮膚腫瘍

です。

一般的に「イボ」と呼ばれるものの多くが尋常性疣贅です。

ウイルスが皮膚の小さな傷から侵入し、表皮細胞に感染することで発症します。


イボはなぜできるの?

原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)感染です。

感染経路としては

  • 小さな傷
  • ささくれ
  • 手荒れ
  • 足のひび割れ
  • 爪周囲の傷

などから感染します。

特に

  • 子ども
  • アトピー性皮膚炎の方
  • 手荒れの多い方

では発症しやすくなります。


どこにできる?

手のイボ

最も多い部位です。

  • 手のひら
  • 爪周囲

に発症します。


足底疣贅(足裏のイボ)

足の裏にできるタイプです。

魚の目と間違われることがあります。


膝や肘

小児では転倒などで傷ができやすく発症することがあります。


イボの症状

尋常性疣贅では

  • 小さな盛り上がり
  • 表面のざらつき
  • 角質の肥厚
  • 徐々に大きくなる

などがみられます。

特徴として

黒い点

病変内に黒点が見えることがあります。

これは毛細血管の血栓です。


痛み

手のイボは痛みが少ないことが多いですが、

足底疣贅では歩行時に痛みを伴うことがあります。


イボはうつる?

はい、うつります。

ウイルス性疾患のため、

  • 自分の別の場所
  • 家族
  • プールや共同施設

などで感染する可能性があります。

掻いたり削ったりすると増えることがあります。


診断方法

皮膚科では主に視診で診断します。

典型例では

  • 表面のざらつき
  • 境界明瞭な角化
  • 黒点

などから診断可能です。

必要に応じて

  • ダーモスコピー
  • 病理検査

を行うことがあります。


魚の目との違い

魚の目(鶏眼)は圧迫によってできます。

魚の目

  • 中央に芯がある
  • ウイルスではない
  • うつらない

イボ

  • HPV感染
  • 増えることがある
  • うつる可能性がある

治療方法も異なります。


尋常性疣贅の治療

① 液体窒素療法

最も一般的な治療です。

マイナス196℃の液体窒素で病変を凍結します。

効果

  • ウイルス感染細胞を破壊
  • 免疫反応を活性化

治療回数

通常は

2~4週間ごと

に繰り返し行います。

病変によっては数か月以上かかることもあります。


② サリチル酸外用

角質を柔らかくして除去します。

液体窒素と併用されることがあります。


③ ヨクイニン(漢方)

ハトムギ由来の漢方薬です。

免疫反応を補助し、イボの改善を促すことがあります。

小児にも使用しやすい治療です。


④ 外科的切除

難治例や特殊な部位では切除を検討することがあります。


イボが治りにくい人の特徴

以下の場合は難治化しやすい傾向があります。

  • アトピー性皮膚炎
  • 手湿疹
  • 爪周囲のイボ
  • 多発例
  • 長期間放置した場合

早期治療が重要です。


アトピー性皮膚炎とイボの関係

アトピー性皮膚炎では皮膚バリア機能が低下しているため、

HPVが侵入しやすくなります。

また、

  • 手荒れ
  • 掻破
  • 湿疹

があると感染が広がりやすくなります。

イボと湿疹を同時に治療することが大切です。


放置しても治る?

自然治癒することもあります。

しかし、

  • 数年かかることがある
  • 増えることがある
  • 他人へ感染する

ため、早めの治療がおすすめです。


名古屋あおいクリニックでのイボ治療

当院では

  • 尋常性疣贅
  • 足底疣贅
  • 爪周囲疣贅
  • 多発性疣贅

に対して診療を行っています。

患者さんの年齢や部位に応じて

  • 液体窒素療法
  • 外用療法
  • 漢方治療

を組み合わせながら治療を行います。


まとめ

尋常性疣贅(イボ)はヒトパピローマウイルス(HPV)による感染症です。

放置すると

  • 大きくなる
  • 増える
  • 他人にうつる

可能性があります。

特にアトピー性皮膚炎や手荒れのある方は注意が必要です。

手や足に気になるイボがある方は、お早めに皮膚科へご相談ください。


名古屋あおいクリニック

名古屋市東区

皮膚科・美容皮膚科・内科

イボ(尋常性疣贅)、アトピー性皮膚炎、手湿疹、足白癬など幅広い皮膚疾患の診療を行っています。

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