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【名古屋市東区の泌尿器科】健康診断で尿潜血・血尿を指摘されたら|経過観察でよい場合と精査が必要な場合を名古屋あおいクリニックが詳しく解説
【名古屋市東区の泌尿器科】健康診断で尿潜血・血尿を指摘されたら|経過観察でよい場合と精査が必要な場合を名古屋あおいクリニックが詳しく解説
「健診結果に『尿潜血(+)要再検査』と書かれていた」 「毎年引っかかるが、何ともないので放置している」 「痛みも何もないのに、なぜ血が出るのか分からない」 「一度だけ赤い尿が出たが、すぐ治まったので様子を見ている」 「再検査と言われたが、何科に行けばいいのか分からない」
秋から冬にかけては健康診断の結果が返ってくる時期で、尿潜血についてのご相談が最も増えるシーズンです。名古屋市東区・高岳の泌尿器科、名古屋あおいクリニックにも、この時期は健診結果を持参される方が多くいらっしゃいます。
尿潜血の指摘を受けた方の多くは、実際には心配のない状態です。しかし一部に、放置してはいけないものが確実に混じっています。
そして、その見分けは「症状があるかどうか」ではつきません。むしろ症状がないものほど注意が必要という、少し直感に反する構造をしています。
この記事では、尿潜血・血尿の意味、原因、経過観察でよい場合と精査が必要な場合の違いについて解説します。
目次
- 尿潜血と血尿はどう違うのか
- 健診で尿潜血が出る人はどれくらいいるのか
- 試験紙が陽性でも血尿とは限りません
- 肉眼的血尿と顕微鏡的血尿
- 血尿の主な原因
- 「痛みのない血尿」が最も注意すべきサインです
- 女性の場合・男性の場合で考えることが違います
- 尿蛋白も一緒に出ている場合
- 精査が必要になりやすい方の特徴
- 当院で行う検査
- 再検査を受けるまでに気をつけること
- よくある心配事Q&A
- 当院での対応内容
- こんな方はぜひご相談ください
1. 尿潜血と血尿はどう違うのか
まず用語を整理します。混同されやすい部分です。
尿潜血 健診で行う試験紙(テープ)法による検査結果です。尿の中に血液成分があるかどうかを、色の変化で調べます。簡便ですが、あくまでスクリーニングです。
血尿 顕微鏡で尿を観察し、実際に赤血球が確認された状態を指します。医学的に「血尿」と言うときは、こちらを意味します。
つまり、
尿潜血(+)=血尿、ではありません。
健診で尿潜血を指摘されたら、次にすべきことは**顕微鏡での確認(尿沈渣)**です。ここで初めて、本当に血尿なのかどうかが分かります。
2. 健診で尿潜血が出る人はどれくらいいるのか
尿潜血陽性は、健診受診者の数%から10%程度にみられる、非常にありふれた所見です。
女性のほうが陽性率は高くなります。 月経血の混入、膀胱炎の頻度の高さなどが理由です。
つまり、指摘された方の大多数は、深刻な病気ではありません。
ただし、ここで「よくあることだから」と終わらせてしまうと、まれに紛れている重要な病気を見逃します。「よくある所見」と「調べなくてよい所見」は別のことです。
3. 試験紙が陽性でも血尿とは限りません
試験紙法には、血液以外にも反応してしまう性質があります。次のような場合、赤血球がないのに陽性になります。
- 月経中・月経の前後
- 激しい運動の後(マラソン、筋トレなど)
- 発熱時
- ミオグロビン尿(激しい筋肉の損傷による)
- 溶血(採尿後に時間が経った場合など)
- 一部の薬剤や食品による尿の着色
逆に、ビタミンCを大量に摂取していると偽陰性になることも知られています。サプリメントを飲まれている方は、検査時に申告してください。
このため、健診で陽性が出た場合、まず「本当に赤血球があるのか」を顕微鏡で確認するところから始めます。ここで陰性であれば、それ以上の精査は不要なことがほとんどです。
女性の場合、月経期間を避けて再検査することが大切です。健診が月経中と重なっていただけ、というケースは非常によくあります。
4. 肉眼的血尿と顕微鏡的血尿
血尿は2つに分けられます。この違いは、緊急度に直結します。
| 種類 | 状態 | 意味 |
|---|---|---|
| 肉眼的血尿 | 目で見て赤い、コーラ色、うすいピンク色 | 必ず精査が必要です。 悪性疾患が見つかる頻度が高くなります |
| 顕微鏡的血尿 | 見た目は正常。顕微鏡でのみ赤血球を確認 | 多くは良性ですが、リスクに応じて精査を検討します |
肉眼的血尿については、強調してお伝えしたいことがあります。
一度出て、その後自然に消えたとしても、必ず受診してください。
膀胱がんの血尿は、出たり止まったりを繰り返すのが典型的です。「治ったから大丈夫」と判断して、次に受診した時には進行していた、という経過が実際にあります。
「一度だけ赤い尿が出た」——これは、それだけで受診理由として十分です。
5. 血尿の主な原因
原因は多岐にわたります。頻度と緊急度の目安とあわせて整理します。
| 原因 | 特徴 | 緊急度 |
|---|---|---|
| 膀胱炎・尿道炎 | 排尿時痛、頻尿、残尿感を伴う。女性に多い | 治療が必要 |
| 尿路結石 | 激しい側腹部痛。無症状の腎結石でも血尿が出ます | 症状次第 |
| 前立腺肥大症 | 中高年男性。排尿の勢いの低下を伴うことも | 経過観察〜治療 |
| 特発性腎出血・ナットクラッカー症候群 | 若年のやせ型に多い。左腎静脈が圧迫される | 良性 |
| 運動後血尿 | 激しい運動の後。数日で消失 | 良性 |
| 糸球体腎炎・IgA腎症 | 尿蛋白を伴うことが多い。腎臓の病気 | 腎臓内科的評価 |
| 薬剤性・抗凝固薬の内服中 | ワルファリン、DOACなど | 要確認 |
| 膀胱がん | 痛みのない血尿。喫煙者・高齢男性に多い | 精査必須 |
| 腎がん・腎盂尿管がん | 無症状のことが多く、画像検査で発見される | 精査必須 |
| 前立腺がん | 血尿で見つかることは多くありませんが、PSAと併せて評価 | 精査 |
無症候性の顕微鏡的血尿から悪性疾患が見つかる頻度は、数%程度とされています。低い数字ですが、ゼロではありません。
6. 「痛みのない血尿」が最も注意すべきサインです
ここが、この記事で最もお伝えしたい部分です。
多くの方は、こう考えます。
「痛くないから大丈夫だろう」
ところが泌尿器科の考え方は逆です。
痛みを伴う血尿は、膀胱炎や結石など、炎症や結石による良性の原因であることが多い。
痛みのない血尿こそ、膀胱がん・腎がん・腎盂尿管がんの典型的な初発症状です。
膀胱がんの症状として最も多いのが、無症候性肉眼的血尿——つまり「痛くないのに赤い尿が出る」です。しかも前述のとおり、出たり止まったりします。
痛みがないことは安心材料ではありません。むしろ、受診すべき理由です。
7. 女性の場合・男性の場合で考えることが違います
同じ「尿潜血(+)」でも、性別で考える順番が変わります。
女性の場合
- 月経血の混入が最も多い原因です。月経期を避けて再検査します
- 膀胱炎の頻度が高く、繰り返す方も多くいらっしゃいます
- 若年のやせ型では、ナットクラッカー症候群による良性の血尿があります
- 全体として、悪性疾患の頻度は男性より低くなります
ただし、喫煙歴のある方、40代以降で肉眼的血尿がある方は、女性でもきちんと精査します。
男性の場合
- 悪性疾患の頻度が女性より高くなります
- 40歳以上、喫煙歴がある場合は特に注意が必要です
- 前立腺肥大症による血尿もありますが、それと決めつける前にがんの除外が必要です
- PSA(前立腺がんの腫瘍マーカー)も併せて確認することがあります
男性の血尿は「前立腺肥大症でしょう」で片付けず、背景を確認することが原則です。
8. 尿蛋白も一緒に出ている場合
健診結果を見るときの重要なポイントです。
尿潜血と尿蛋白の両方が陽性の場合、腎臓そのもの(糸球体)の病気を考えます。IgA腎症などの慢性糸球体腎炎が代表的です。
このタイプの血尿は、泌尿器科的な原因(結石・腫瘍)ではなく、腎臓内科的な評価が必要になります。
見分けのポイントとしては、
- 尿蛋白を伴う
- 顕微鏡で赤血球の形が変形している(変形赤血球)
- 赤血球円柱がみられる
- 高血圧を伴う
- 腎機能(クレアチニン、eGFR)の低下がある
といった所見があります。
名古屋あおいクリニックは、泌尿器科と内科の両方を標榜しています。 尿沈渣で赤血球の形を確認し、同時に腎機能や尿蛋白定量を血液・尿検査で評価できます。「泌尿器科か腎臓内科か」で迷う必要がなく、必要であれば適切な医療機関へご紹介します。
9. 精査が必要になりやすい方の特徴
次に当てはまる方は、悪性疾患のリスクがやや高いため、しっかりとした精査をおすすめします。
- 肉眼的血尿があった(一度きりでも該当します)
- 40歳以上の男性
- 喫煙歴がある(現在・過去を問いません。膀胱がんの最大の危険因子です)
- 職業上、染料・ゴム・皮革・化学薬品などを扱っていた
- 鎮痛薬を長期に多用してきた
- 骨盤への放射線治療を受けたことがある
- シクロホスファミドによる治療歴がある
- 血尿が毎年繰り返し指摘されている
- 排尿時の症状(頻尿、痛み)がないのに血尿がある
逆に、若年、非喫煙、症状なし、尿蛋白なし、単発の弱い陽性であれば、経過観察となることが多くあります。
リスクによって、必要な検査の深さが変わるということです。
10. 当院で行う検査
段階的に進めます。いきなり負担の大きい検査から始めることはありません。
| 検査 | 内容 | わかること |
|---|---|---|
| 尿沈渣 | 尿を遠心し、顕微鏡で観察 | 本当に赤血球があるか。赤血球の形(糸球体性かどうか)。白血球や細菌の有無 |
| 尿定性・尿蛋白 | 試験紙による確認 | 尿蛋白の有無。腎臓の病気の手がかり |
| 血液検査 | 腎機能、血算、必要に応じてPSA | 腎機能の低下、貧血の有無。前立腺の評価 |
| 尿培養 | 細菌の培養 | 感染が原因かどうか |
| 超音波検査(エコー) | 腎臓・膀胱・前立腺を観察 | 結石、腫瘍、水腎症、残尿。痛みはありません |
| 尿細胞診 | 尿中のがん細胞の有無を調べる | 尿路上皮がんのスクリーニング。採尿するだけです |
| 膀胱鏡・CT検査 | 膀胱内の直接観察、上部尿路の評価 | 必要と判断した場合に連携医療機関へご紹介します |
エコーと尿細胞診は、いずれも痛みを伴わず、その日のうちに行えます。まずここまでで、多くのケースは方針が決まります。
11. 再検査を受けるまでに気をつけること
受診の前に、次の点を意識していただくと結果の精度が上がります。
月経期間を避ける(女性の場合) 月経の終了後、数日以上あけてからの受診をおすすめします。
前日の激しい運動を避ける マラソン、筋力トレーニングなどの後は、一時的に血尿が出ることがあります。
ビタミンCのサプリメントを申告する 偽陰性の原因になります。
健診の結果票を持参する 過去数年分あると、経過が分かって非常に有用です。「毎年出ているのか」「今年初めてなのか」で意味が変わります。
服用中の薬を伝える 特に抗凝固薬・抗血小板薬(ワルファリン、DOAC、アスピリンなど)を飲んでいる場合は必ずお伝えください。
そして、放置しないこと 「毎年引っかかるが何ともない」という方こそ、一度きちんと調べておくことをおすすめします。一度しっかり精査して問題がなければ、その後は安心して経過を見られます。
12. よくある心配事Q&A
Q. 尿潜血で引っかかりましたが、症状は何もありません。放っておいてよいですか。
A. 症状がないことは安心材料になりません。むしろ痛みのない血尿のほうが注意が必要です。一度は顕微鏡での確認をおすすめします。
Q. 毎年指摘されますが、何ともありません。
A. 一度もきちんと調べていないのであれば、調べる価値があります。エコーと尿細胞診まで行って問題がなければ、その後は年1回の健診で経過を見る形にできます。
Q. 赤い尿が出ましたが、翌日には治まりました。
A. 必ず受診してください。 膀胱がんの血尿は出たり止まったりを繰り返すのが典型的です。治まったことは、治ったことを意味しません。
Q. 何科を受診すればよいですか。
A. 泌尿器科です。ただし尿蛋白も同時に陽性の場合は、腎臓内科的な評価も必要になります。当院は泌尿器科と内科の両方を標榜しているため、まとめて確認できます。
Q. 女性ですが、生理中に健診を受けました。
A. 月経血の混入で陽性になった可能性が高いです。月経期を避けて再検査をおすすめします。
Q. 検査は痛いですか。
A. 尿検査、血液検査、エコー、尿細胞診はいずれも痛みを伴いません。膀胱鏡が必要になるのは、リスクが高いと判断した場合に限られます。
Q. 膀胱がんが心配です。
A. 無症候性の顕微鏡的血尿から悪性が見つかる頻度は数%程度です。ただし喫煙歴のある40歳以上の男性ではリスクが上がります。喫煙は膀胱がんの最大の危険因子です。
Q. 結果はいつ分かりますか。
A. 尿検査とエコーは当日中に分かります。尿細胞診と尿培養は数日いただきます。
Q. 血尿があると腎臓が悪いのですか。
A. 尿蛋白を伴わない血尿単独であれば、腎機能の問題ではないことが多いです。両方陽性の場合は腎臓の評価が必要です。
13. 当院での対応内容
名古屋あおいクリニックでは、名古屋市東区東桜で泌尿器科の診療を行っています。健診での尿潜血・血尿については次のように対応しています。
まず「本当に血尿か」を確認します 尿沈渣で顕微鏡的に確認します。試験紙の偽陽性であれば、それ以上の精査は不要です。ここを飛ばさないことが大切です。
赤血球の形まで見ます 変形赤血球や赤血球円柱があれば、腎臓由来の可能性を考えます。泌尿器科的な原因か腎臓内科的な原因かで、進む方向がまったく変わります。
リスクに応じた検査の設計 年齢、性別、喫煙歴、症状の有無から、どこまで調べるべきかを判断します。全員に同じ検査をするのではなく、必要な方に必要な検査を行います。
当日中に方針が決まります 尿検査とエコーは即日です。多くの方は初回の受診で見通しがつきます。
泌尿器科と内科の両面から 腎機能、尿蛋白、血算、PSA。同じ院内で評価できるため、「泌尿器科か腎臓内科か」で迷う必要がありません。
必要な場合は速やかにご紹介 膀胱鏡やCTが必要と判断した場合、連携医療機関へおつなぎします。
健診結果票をお持ちください 過去数年分あると、経過の解釈が格段に正確になります。
通いやすい立地と時間帯 高岳駅から徒歩4分、新栄町駅から徒歩5分。夜19時まで診療しておりますので、お仕事帰りにもお立ち寄りいただけます。オンライン予約は24時間受け付けています。
14. こんな方はぜひご相談ください
- 健康診断で「尿潜血(+)要再検査」と指摘された
- 毎年、尿潜血で引っかかっている
- 目で見て赤い尿、コーラ色の尿が出た(一度きりでも)
- 血尿が出たが、自然に治まった
- 痛みや症状はまったくないのに血尿を指摘された
- 尿潜血と尿蛋白の両方が陽性だった
- 喫煙歴があり、血尿を指摘された
- 40歳以上の男性で、血尿を指摘された
- 抗凝固薬を飲んでいて血尿が出た
- 再検査と言われたが、何科に行けばよいか分からない
- 過去に「様子を見ましょう」と言われたまま数年経っている
医師からのひとこと
健診の尿潜血で受診される方に、最初に必ずお伝えすることがあります。
「痛くないから大丈夫、ではありません」
多くの方は、痛みがないことを安心材料と受け取ります。ですが泌尿器科の考え方は逆です。痛みを伴う血尿は膀胱炎や結石であることが多く、痛みのない血尿こそ、膀胱がんの典型的な初発症状なのです。
そしてもうひとつ。赤い尿が一度出て、翌日に治まった。これで受診をやめてしまう方がとても多い。膀胱がんの血尿は、出たり止まったりを繰り返します。治まったことは、治ったことではありません。
一方で、過度に不安になる必要もありません。尿潜血を指摘される方の大多数は、月経の影響であったり、軽い膀胱炎であったり、良性の原因です。悪性が見つかるのは数%程度です。
だからこそ、一度きちんと調べてしまうことをおすすめします。尿検査とエコー、尿細胞診まで行えば、痛みのない検査だけで多くのことが分かります。問題がなければ、その後は安心して健診で経過を見ていけます。
「毎年引っかかるけど、何ともないから」と何年も過ごしている方こそ、今年こそ一度お越しください。数年分の健診結果票をお持ちいただけると、より正確に判断できます。
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