【名古屋市東区の泌尿器科】夜中に何度もトイレで目が覚める…前立腺肥大症かもしれません|名古屋あおいクリニックが原因と治療を詳しく解説

【名古屋市東区の泌尿器科】夜中に何度もトイレで目が覚める…前立腺肥大症かもしれません|名古屋あおいクリニックが原因と治療を詳しく解説

「夜中に2回も3回もトイレで目が覚めて、ぐっすり眠れない」 「尿の勢いが弱くなった。出始めるまでに時間がかかる」 「トイレに行ってもすっきりせず、すぐにまた行きたくなる」 「歳のせいだと思って我慢してきたが、そろそろ相談したほうがいいのだろうか」

夜間のトイレの回数が増えることは、加齢に伴ってよくあることではあります。しかし「年齢のせい」で片付けてしまうと、治療で改善できる状態を見逃してしまうことがあります。

名古屋市東区・高岳の泌尿器科、名古屋あおいクリニックにも、夜間頻尿や排尿の勢いの低下についてのご相談が多く寄せられます。この記事では、前立腺肥大症を中心に、原因の見分け方と治療の選択肢を整理しました。


目次

  1. 夜間頻尿は何回からが受診の目安か
  2. 前立腺肥大症で起こる症状
  3. 夜間頻尿の原因は前立腺だけとは限りません
  4. ご自宅でできるセルフチェック
  5. 当院で行う検査
  6. 治療の選択肢と薬の比較
  7. 生活習慣でできる対策
  8. すぐに受診が必要なサイン
  9. よくある心配事Q&A
  10. 当院での対応内容
  11. こんな方はぜひご相談ください

1. 夜間頻尿は何回からが受診の目安か

夜間頻尿とは、就寝後に排尿のために1回以上起きる状態を指します。ただし、1回であれば日常生活への支障は小さく、必ずしも治療の対象にはなりません。

目安としては、夜間に2回以上起きる場合、そしてそのために日中の眠気やだるさを感じている場合に、一度ご相談いただくことをおすすめします。

夜間頻尿を軽く見てはいけない理由があります。夜中に起きる回数が増えると睡眠の質が下がり、日中の集中力低下や気分の落ち込みにつながります。また高齢の方では、暗い中でトイレに向かう際の転倒・骨折のリスクが上がることが知られています。


2. 前立腺肥大症で起こる症状

前立腺は膀胱の出口を取り囲むように位置する男性特有の臓器です。加齢とともに大きくなり、尿道を圧迫することで排尿に関わる症状が出ます。50代から増え始め、60代以降では多くの男性に何らかの変化がみられます。

症状は大きく3つに分けられます。

排尿症状(尿を出すときの困りごと)

  • 尿の勢いが弱い
  • 出始めるまでに時間がかかる
  • 途中で尿が途切れる
  • お腹に力を入れないと出ない

蓄尿症状(尿をためるときの困りごと)

  • 日中の排尿回数が多い
  • 夜間に何度も起きる
  • 急に強い尿意が起こり、我慢しにくい

排尿後症状

  • 排尿後もすっきりしない(残尿感)
  • 終わったあとに下着に少し漏れる

「勢いが弱い」よりも先に「夜間頻尿」や「急に我慢できなくなる」といった蓄尿症状で気づかれる方が少なくありません。


3. 夜間頻尿の原因は前立腺だけとは限りません

ここが重要なポイントです。夜間頻尿には大きく3つの原因があり、前立腺肥大症はそのうちのひとつにすぎません。

原因どういう状態か背景にあること
夜間多尿夜間につくられる尿の量そのものが多い心不全、睡眠時無呼吸症候群、高血圧、糖尿病、水分の摂りすぎ、就寝前のアルコール・カフェイン、夕方の足のむくみ
膀胱容量の低下少量たまっただけで尿意が起こる前立腺肥大症、過活動膀胱、間質性膀胱炎、膀胱の炎症
睡眠障害眠りが浅く、目が覚めたついでにトイレへ行く不眠症、睡眠時無呼吸症候群、加齢による睡眠の変化

特に注意したいのが睡眠時無呼吸症候群と心不全です。どちらも夜間多尿を引き起こしますが、前立腺の薬をいくら飲んでも改善しません。いびきが大きい、日中に強い眠気がある、足のむくみが目立つ、といった場合には、そちらの評価も必要になります。

夜間頻尿の治療でうまくいかないケースの多くは、原因の見立てがずれていることが理由です。当院ではまずこの切り分けを行います。


4. ご自宅でできるセルフチェック

受診前に、次の2つを準備していただくと診察がスムーズです。

排尿日誌

3日間ほど、排尿した時刻と、およその量(計量カップがあれば正確に)を記録します。これだけで夜間多尿なのか膀胱容量の問題なのかが、かなりの精度で見分けられます。手書きのメモで構いません。

症状の程度をふりかえる

過去1か月をふりかえって、次の項目にどれくらい当てはまるか考えてみてください。

  • 残尿感がある
  • 2時間以内にまたトイレに行きたくなる
  • 尿が途中で途切れる
  • 尿意を我慢しにくい
  • 尿の勢いが弱い
  • お腹に力を入れないと出ない
  • 夜間に何回起きるか

これは国際前立腺症状スコア(IPSS)という評価表の項目です。当院では診察時に正式な用紙でお答えいただき、重症度を数値で把握します。治療前後で比較できるため、効果の判定にも役立ちます。


5. 当院で行う検査

いずれも身体への負担が少ない検査です。

問診・IPSS 症状の内容と程度を確認します。

尿検査 血尿や感染の有無を確認します。膀胱炎や尿路結石が隠れていることもあります。

超音波検査(エコー) 前立腺の大きさ、膀胱の形、そして排尿後にどれくらい尿が残っているか(残尿量)を調べます。痛みはありません。

尿流測定 通常どおり排尿していただくだけで、尿の勢いをグラフ化できます。

血液検査(PSA) 前立腺がんのスクリーニングとして測定します。前立腺肥大症とがんは別の病気ですが、症状だけでは区別できないため、確認しておくことが大切です。


6. 治療の選択肢と薬の比較

まず生活習慣の調整から始め、症状の程度に応じて薬物療法を検討します。多くの方は薬でコントロールできます。

分類一般名(主な商品名)作用特徴・注意点
α1遮断薬タムスロシン(ハルナール)、シロドシン(ユリーフ)、ナフトピジル(フリバス)前立腺と尿道の緊張をゆるめ、尿を出しやすくする前立腺肥大症の基本の薬。数日から1週間程度で効果が出ます。立ちくらみ、射精量の減少が出ることがあります
PDE5阻害薬タダラフィル(ザルティア)前立腺・膀胱の血流を改善し、平滑筋をゆるめる排尿症状と蓄尿症状の両方に効果が期待できます。狭心症などで硝酸薬を使用中の方は併用できません
5α還元酵素阻害薬デュタステリド(アボルブ)前立腺そのものを小さくする前立腺が大きい方に向きます。効果までに3〜6か月かかります。服用中はPSA値が約半分に下がるため、がん検診の際は申告が必要です
β3作動薬ミラベグロン(ベタニス)、ビベグロン(ベオーバ)膀胱をゆるめ、ためられる量を増やす頻尿・尿意切迫感が強い場合に。残尿が多い方では慎重に使用します
抗コリン薬ソリフェナシン(ベシケア)、イミダフェナシン(ウリトス)膀胱の過剰な収縮を抑える口の渇き、便秘が出ることがあります。緑内障や重い残尿がある方は使用できない場合があります
漢方薬八味地黄丸、牛車腎気丸体質面から排尿機能を整える冷えを伴う場合などに併用することがあります

前立腺肥大症と過活動膀胱が併存している方も多く、その場合はα1遮断薬にβ3作動薬などを組み合わせます。

薬で改善が乏しい場合や、繰り返す尿閉・血尿・膀胱結石がある場合には、手術による治療を検討します。その際は連携医療機関へご紹介いたします。


7. 生活習慣でできる対策

薬を使う場合も、次の点は並行して意識していただくと効果が上がります。

夕方以降の水分を調整する 1日の総量を減らす必要はありません。夕食後から就寝前の水分をやや控え、その分を日中に回します。脱水は別の問題を招くため、減らしすぎには注意してください。

就寝前のアルコールとカフェインを避ける どちらも尿量を増やし、睡眠を浅くします。特に寝酒は夜間頻尿を確実に悪化させます。

夕方に足のむくみをとる 日中に下肢へたまった水分は、横になると血管に戻って夜間の尿量を増やします。夕方に30分ほど足を高くして休む、弾性ストッキングを使う、といった対策が有効です。

適度な運動と減量 歩行を中心とした運動が症状の改善につながることが報告されています。

体を冷やさない 冷えは頻尿を悪化させます。これから寒くなる時期は特に意識してください。

便秘を改善する 直腸に便がたまると膀胱が圧迫されます。


8. すぐに受診が必要なサイン

次の症状がある場合は、様子を見ずにご相談ください。

  • 尿がまったく出ない(尿閉。緊急の処置が必要です)
  • 目で見てわかる血尿
  • 発熱を伴う排尿時痛や腰背部痛
  • 急に症状が悪化した
  • 尿が出にくく、下腹部が張って苦しい

風邪薬や一部の市販薬をきっかけに、急に尿が出なくなることがあります。前立腺肥大症のある方は特にご注意ください。


9. よくある心配事Q&A

Q. 前立腺肥大症は、放っておくとがんになりますか。

A. 前立腺肥大症とがんは別の病気で、肥大症ががんに変化することはありません。ただし両方が同時に存在することはあるため、PSA検査での確認をおすすめしています。

Q. 恥ずかしくて受診しづらいのですが。

A. 泌尿器科では日常的なご相談です。当院では問診とエコーが中心で、初診でいきなり侵襲的な検査を行うことはありません。プライバシーに配慮した診察を心がけています。

Q. 一度薬を始めたら、ずっと飲み続けることになりますか。

A. 症状が安定すれば減量や中止を検討します。生活習慣の改善で薬を減らせる方もいらっしゃいます。定期的に効果を確認しながら調整していきます。

Q. 手術になるのではと不安です。

A. 手術が必要になる方は一部です。多くは薬物療法と生活習慣の調整で日常生活に支障のない状態を保てます。

Q. 市販の薬やサプリメントではだめでしょうか。

A. まず原因を確認することが先です。睡眠時無呼吸症候群や心不全が背景にある場合、前立腺向けのサプリメントでは改善しません。

Q. 夜1回だけなら受診しなくてよいですか。

A. 1回で睡眠に支障がなければ、慌てて受診する必要はありません。ただし回数が増えてきた、勢いが弱くなってきた、といった変化があれば一度ご相談ください。

Q. 女性でも夜間頻尿になりますか。

A. なります。過活動膀胱、骨盤底筋のゆるみ、睡眠障害などが原因になります。当院では女性の頻尿・尿もれのご相談も承っています。


10. 当院での対応内容

名古屋あおいクリニックでは、名古屋市東区東桜で泌尿器科の診療を行っています。夜間頻尿・前立腺肥大症については、次のように対応しています。

原因の切り分けを最初に行う 排尿日誌とIPSS、エコー、残尿測定をもとに、夜間多尿・膀胱容量低下・睡眠障害のどれが主体かを見立てます。

負担の少ない検査 超音波検査と尿流測定が中心です。痛みを伴う検査は行いません。

PSAによる前立腺がんのスクリーニング 血液検査で確認します。数値が高い場合は連携医療機関へご紹介します。

症状に合わせた薬の選択 排尿症状が主体か、蓄尿症状が主体かで薬を使い分けます。他院で処方中のお薬との飲み合わせも確認します。

併存疾患への目配り 高血圧、糖尿病、脂質異常症などは内科でも対応しております。睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合はその評価もご案内します。

女性の頻尿・尿もれにも対応 男性の患者さまだけでなく、女性の排尿トラブルもご相談いただけます。

通いやすい立地と時間帯 高岳駅から徒歩4分、新栄町駅から徒歩5分。夜19時まで診療しておりますので、お仕事帰りにもお立ち寄りいただけます。オンライン予約は24時間受け付けています。


11. こんな方はぜひご相談ください

  • 夜間に2回以上トイレで目が覚める
  • 尿の勢いが弱くなった、出始めるまで時間がかかる
  • 残尿感がある、すっきりしない
  • 急に強い尿意が起こり、我慢しにくい
  • 日中のトイレの回数が増えた
  • 排尿後に下着が濡れることがある
  • 睡眠不足で日中のパフォーマンスが落ちている
  • 健診でPSAの数値を指摘された
  • 「年齢のせい」と言われて我慢してきた
  • 市販薬やサプリメントで改善しなかった
  • 女性で頻尿・尿もれが気になっている

医師からのひとこと

夜間頻尿のご相談で、最も多いのが「もっと早く来ればよかった」という言葉です。長年我慢してこられた方ほど、治療で症状が軽くなったときの生活の変化を大きく感じられます。

夜中に起きる回数が1回減るだけで、睡眠の質は明らかに変わります。日中の疲れ方や集中力にも影響します。ご本人が思っている以上に、生活の質に直結する症状です。

そしてもうひとつお伝えしたいのは、夜間頻尿は前立腺だけの問題とは限らないということです。睡眠時無呼吸症候群や心不全といった、別の対応が必要な病気が背景にあることもあります。原因を確かめずに市販薬やサプリメントを続けるより、一度きちんと調べることをおすすめします。

排尿のことは相談しにくいと感じられるかもしれませんが、泌尿器科にとっては日常のご相談です。どうぞお気軽にお越しください。


名古屋あおいクリニックのご案内

名古屋あおいクリニック 皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科

〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2-4-1 第三コジマビル6階

【TEL】052-737-7117

【診療時間】 10:30~13:30 14:30~19:00

【休診日】不定休

【アクセス】 高岳駅より徒歩4分 新栄町駅より徒歩5分

【ホームページ】https://www.nagoya-aoi-clinic.com/ 【Instagram】https://www.instagram.com/nagoya.aoi.clinic

オンライン予約はホームページより24時間受け付けております。 皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

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