更年期障害——「年齢のせい」で片づけないでください。症状・他の病気との見分け方・プラセンタ注射(メルスモン)の保険適用まで名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・内科)が詳しく解説

更年期障害——「年齢のせい」で片づけないでください。症状・他の病気との見分け方・プラセンタ注射(メルスモン)の保険適用まで名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・内科)が詳しく解説

「突然、顔がカーッと熱くなり、汗が噴き出す」「理由もなくイライラして、家族に当たってしまう」「夜中に何度も目が覚め、朝までぐっすり眠れない」「疲れが取れず、何をするのも億劫」「動悸がして不安になるが、心臓を検査しても異常なし」「肩こりや頭痛がひどく、市販薬が手放せない」「病院に行っても『更年期でしょう』と言われるだけ」——40代後半から50代の女性にとって、こうした不調は非常に身近なものです。

そして多くの方が、**「年齢のせいだから仕方ない」**と我慢されています。

しかし、この記事でお伝えしたいことが3つあります。

第一に、更年期障害は治療できます。 ホルモン補充療法、漢方薬、そして**保険適用のプラセンタ注射(メルスモン)**など、複数の選択肢があります。

第二に、「更年期だから」と決めつけると、別の病気を見逃します。 甲状腺の病気、貧血、うつ病——これらは更年期障害とよく似た症状を示します。

第三に、症状は身体だけではありません。 気分の落ち込み、不安、不眠、そして頻尿や尿もれといった泌尿器の症状も、更年期に深く関わっています。

名古屋市東区(高岳駅・新栄町駅)の名古屋あおいクリニックが、更年期障害の症状、見分けるべき病気、そしてメルスモンの保険適用を含む治療の選択肢まで、詳しく解説します。


目次

  1. 更年期とは——いつからいつまでか
  2. なぜ症状が出るのか
  3. 更年期の症状——4つのグループ【比較表】
  4. セルフチェック——簡易更年期指数
  5. 【最重要】「更年期のせい」にしてはいけない病気【比較表】
  6. 診断の進め方
  7. 治療の選択肢——全体像【比較表】
  8. 治療①:ホルモン補充療法(HRT)
  9. 治療②:漢方薬【比較表】
  10. 【重点解説】治療③:プラセンタ注射(メルスモン)——保険が使えます
  11. メルスモンとラエンネックの違い【比較表】
  12. 【最重要】プラセンタ注射を受けると、献血ができなくなります
  13. 治療④:精神症状への対応
  14. 【重要】更年期のうつと、うつ病の違い
  15. 泌尿器の症状(GSM)——実は多い悩み
  16. 生活習慣でできること【比較表】
  17. 更年期の後を見据えて
  18. 男性にも更年期があります
  19. よくある心配事Q&A
  20. 名古屋あおいクリニックでの診療について

1. 更年期とは——いつからいつまでか

定義

閉経の前後5年ずつ、合計10年間を「更年期」といいます。

日本人女性の閉経の平均年齢は約50歳とされているため、多くの方では45歳頃から55歳頃までが更年期にあたります。

閉経とは

月経が12か月以上ない状態が確認されたときに、「閉経した」と判断します。

個人差が大きい

  • 40代前半から症状が出る方
  • 50代後半まで続く方
  • ほとんど症状がない方
  • 日常生活が送れないほど重い方

「みんな通る道だから」と言われても、つらさは人それぞれです。

更年期障害とは

更年期に生じる症状のうち、他の病気によるものではなく、日常生活に支障をきたすものを「更年期障害」といいます。

つまり、「症状があること」ではなく、「困っていること」が治療の基準です。


2. なぜ症状が出るのか

エストロゲンの急激な低下

卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少します。

脳が混乱します

脳は「エストロゲンを出しなさい」という指令を出し続けますが、卵巣は応えられません。

この状態が、視床下部という自律神経の中枢に影響を及ぼします。

視床下部は、

  • 体温の調節
  • 血管の収縮・拡張
  • 心拍
  • 発汗
  • 睡眠
  • 情動

——これらを担っています。

だから、ほてり、発汗、動悸、不眠、イライラといった多彩な症状が生じるのです。

「気の持ちよう」ではありません

ホルモンの変化という、明確な身体的基盤があります。

性格や心の弱さの問題ではありません。


3. 更年期の症状——4つのグループ【比較表】

分類主な症状
血管運動神経症状ほてり(ホットフラッシュ)、のぼせ、突然の発汗、寒気、動悸、めまい
精神症状イライラ、不安、気分の落ち込み、意欲低下、集中力の低下、不眠
身体症状肩こり、頭痛、腰痛、関節痛、疲労感、手足のしびれ、皮膚の乾燥、口の渇み
泌尿生殖器症状腟の乾燥、性交痛、頻尿、尿もれ、繰り返す膀胱炎

ホットフラッシュが代表的です

「顔から上が急に熱くなり、汗が噴き出す」

  • 前触れなく起こる
  • 数分で治まる
  • 1日に何度も
  • 人前で起こると、非常に困る

会議中、来客中、電車の中——場所を選ばないことが、生活の質を大きく損ないます。

症状が「多彩すぎる」ことが問題です

更年期障害の症状は、あまりに広範囲にわたります。

そのため、

  • 整形外科(肩こり、関節痛)
  • 循環器内科(動悸)
  • 心療内科(不眠、抑うつ)
  • 消化器内科(食欲不振)

——と、複数の科を回っても原因が分からないケースが生じます。


4. セルフチェック——簡易更年期指数

更年期症状の程度を、自分で確認する方法があります。

主なチェック項目

以下の症状について、強・中・弱・無で自己評価します。

  1. 顔がほてる
  2. 汗をかきやすい
  3. 腰や手足が冷えやすい
  4. 息切れ、動悸がする
  5. 寝つきが悪い、または眠りが浅い
  6. 怒りやすく、すぐイライラする
  7. くよくよしたり、憂うつになる
  8. 頭痛、めまい、吐き気がよくある
  9. 疲れやすい
  10. 肩こり、腰痛、手足の痛みがある

判断の目安

点数が高いほど、対応が必要と考えられます。

ただし、点数だけで治療の要否が決まるわけではありません。

「何点だから治療」ではなく、「生活に支障が出ているか」で判断します。

1つの症状だけが極端につらい場合も、治療の対象になります。


5. 【最重要】「更年期のせい」にしてはいけない病気【比較表】

この章が、この記事で最も重要な部分です。

更年期障害の症状は、他の病気と非常によく似ています。

疾患似ている症状見分けるポイント
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)発汗、動悸、イライラ、体重減少、暑がり血液検査で判明。ホットフラッシュと紛らわしい
甲状腺機能低下症(橋本病)倦怠感、体重増加、抑うつ、むくみ、寒がり血液検査で判明
貧血動悸、息切れ、倦怠感、めまい血液検査。月経量が多い方は特に注意
うつ病意欲低下、不眠、抑うつ興味の喪失、自責感が中心。ホットフラッシュはない
不安症・パニック症動悸、発汗、不安発作発作性、予期不安
糖尿病倦怠感、口渇、頻尿血液検査
心疾患・不整脈動悸、息切れ、胸部の違和感心電図
悪性腫瘍体重減少、倦怠感、不正出血不正出血がある場合は必ず婦人科的な評価を
睡眠時無呼吸症候群不眠、日中の眠気、倦怠感いびき

特に注意すべき2点

① 甲状腺の病気

発汗、動悸、イライラ——これらは、バセドウ病でも生じます。

血液検査をすれば分かります。 そして、治療法はまったく異なります。

「更年期でしょう」で終わらせず、一度は甲状腺機能を確認することをおすすめします。

② 不正出血

更年期には月経が不規則になりますが、「不正出血だから更年期」と決めつけてはいけません。

子宮の病気による出血の可能性があるため、婦人科での評価が必要です。

当院は内科を併設しています

甲状腺機能、貧血、血糖、肝腎機能——これらの評価を同じクリニック内で行えます。

「更年期障害」と診断する前に、除外すべきものを除外する——これが安全な進め方です。


6. 診断の進め方

① 問診

症状の内容と程度、月経の状況、いつから始まったか、既往歴、服用中の薬、生活状況を確認します。

簡易更年期指数などを用いて、症状を数値化します。

② 血液検査

他の病気の除外が主な目的です。

  • 甲状腺機能
  • 貧血の有無
  • 血糖、脂質
  • 肝機能、腎機能

必要に応じて、女性ホルモン(エストラジオール)や卵胞刺激ホルモン(FSH)を測定することがあります。

③ ホルモン値だけでは決まりません

「ホルモンを測れば、更年期障害かどうか分かる」と思われがちですが、そうではありません。

  • ホルモン値は日によって大きく変動します
  • 値が正常でも症状が強い方がいます
  • 値が低くても症状がない方もいます

診断は、症状・年齢・経過・他疾患の除外を総合して行います。

④ 婦人科的な評価が必要な場合

不正出血がある、子宮や卵巣の状態を確認すべき場合は、婦人科へご紹介します。


7. 治療の選択肢——全体像【比較表】

治療法主な対象保険
ホルモン補充療法(HRT)ホットフラッシュなど血管運動神経症状に最も有効保険適用
漢方薬幅広い症状。体質に応じて保険適用
プラセンタ注射(メルスモン)更年期障害全般保険適用
抗うつ薬・抗不安薬精神症状が強い場合保険適用(薬剤により)
睡眠に関する治療不眠が中心の場合保険適用
腟エストロゲン泌尿生殖器症状(GSM)保険適用
サプリメント補助的自費
生活習慣の改善すべての方に—

一つに絞る必要はありません

漢方薬とプラセンタ注射を併用する、HRTと生活改善を組み合わせる——複数を組み合わせることが一般的です。

そして、合わなければ変更できます。


8. 治療①:ホルモン補充療法(HRT)

不足したエストロゲンを補う治療です。

特に有効な症状

  • ホットフラッシュ、発汗(最も効果が高いとされます)
  • 腟の乾燥
  • 骨密度の低下の予防

剤形

  • 飲み薬
  • 貼り薬
  • 塗り薬(ジェル)

子宮のある方は、子宮内膜を守るために黄体ホルモンの併用が必要です。

使用できない方(主なもの)

  • 乳がんの既往、または現在治療中
  • エストロゲン依存性の悪性腫瘍
  • 血栓症の既往
  • 原因不明の性器出血
  • 重い肝機能障害

リスクについて

過去に「乳がんのリスクが上がる」という報道があり、不安を持たれる方が多い治療です。

現在では、

  • 開始年齢や期間によってリスクが異なる
  • 60歳未満、閉経後10年以内の開始では、利益が上回るとされる場合が多い
  • 定期的な検診を受けながら行うことが前提

——といった理解が一般的です。

リスクとメリットを個別に評価したうえで判断します。

当院での対応内容については、診察の際にご相談ください。 必要に応じて婦人科と連携します。


9. 治療②:漢方薬【比較表】

更年期障害において、漢方薬は非常によく用いられます。

漢方薬向いているタイプ
当帰芍薬散冷え性、貧血傾向、むくみ、疲れやすい。体力が低下している方
加味逍遙散イライラ、不安、気分の変動が大きい。訴えが多彩に変わる方
桂枝茯苓丸のぼせて足は冷える、肩こり、比較的体力がある方
女神散のぼせ、めまい、精神不安
加味帰脾湯不眠、不安、気力の低下、貧血傾向
抑肝散イライラ、怒りっぽさ、不眠
半夏厚朴湯のどのつかえ感、不安

「三大処方」

当帰芍薬散・加味逍遙散・桂枝茯苓丸は、更年期障害の代表的な処方として知られています。

体質と症状に応じて使い分けます。

漢方薬の利点

  • HRTが使えない方でも使用できることが多い
  • 多彩な症状に幅広く対応できる
  • 他の治療と併用しやすい

注意点

  • 効果はゆるやかで、数週間〜1〜2か月の継続が必要
  • 体質に合わないと胃腸症状が出ることがある
  • 一部の漢方薬では、長期使用時に血液検査での確認が推奨されます

10. 【重点解説】治療③:プラセンタ注射(メルスモン)——保険が使えます

この章を、特に詳しくご説明します。

プラセンタ注射とは

ヒトの胎盤から抽出した成分を、注射で投与する治療です。

美容目的で自費診療として行われているイメージが強いかもしれませんが、更年期障害に対しては保険適用があります。

メルスモンは、更年期障害に保険適用があります

メルスモン注射液は、以下について保険適用が認められている医薬品です。

  • 更年期障害
  • 乳汁分泌不全

つまり、更年期障害と診断された場合、保険診療として受けられます。

投与方法

  • 皮下注射
  • 1日1回2mL
  • 通常、週1〜2回程度の通院から開始することが多い治療です

注射自体は短時間で終わります。

どんな方に向いているか

  • HRTが使えない、または使いたくない方(乳がんの既往、血栓症の既往など)
  • ホルモン剤に抵抗がある方
  • 漢方薬だけでは十分な効果が得られない方
  • 全身の倦怠感、疲労感が強い方
  • 複数の症状が混在している方

期待される効果

更年期に伴う、ほてり、発汗、倦怠感、肩こり、不眠、イライラなどの症状の緩和が期待されます。

効果の現れ方には個人差があり、数回の投与で実感される方もいれば、継続して徐々に改善する方もいます。

費用について

保険適用のため、自費のプラセンタ注射と比べて、費用負担は大きく軽減されます。

具体的な費用や通院頻度については、診察の際にご説明します。

主な副作用

  • 注射部位の痛み、赤み、腫れ
  • まれに、発疹、かゆみなどの過敏症状
  • ごくまれに、重篤なアレルギー反応

気になる症状があれば、すぐにご連絡ください。

【重要】特定生物由来製品です

**メルスモンは、ヒト由来の成分を含む「特定生物由来製品」**に指定されています。

そのため、

  • 投与前に、十分な説明を受けたうえでの同意が必要です
  • 医療機関には、投与記録を長期間保管する義務があります

これは安全管理のための制度です。

そして、これに関連して、次章の重要な注意点があります。


11. メルスモンとラエンネックの違い【比較表】

プラセンタ注射には、日本で使われている製剤が2種類あります。

メルスモンラエンネック
保険適用の効能更年期障害、乳汁分泌不全慢性肝疾患における肝機能の改善
更年期障害での保険適用ありなし(自費となります)
投与方法皮下注射皮下注射・筋肉注射
由来ヒト胎盤ヒト胎盤

つまり

更年期障害の治療として保険が使えるのは、メルスモンです。

ラエンネックは、肝機能の改善が保険適用の対象であり、更年期障害を目的とする場合は自費診療となります。

「プラセンタ注射」とひとくくりにされがちですが、目的によって使える製剤と保険の扱いが異なります。


12. 【最重要】プラセンタ注射を受けると、献血ができなくなります

この点は、治療を受ける前に必ず知っておいていただく必要があります。

献血が制限されます

ヒト由来の成分を含む製剤であることから、プラセンタ注射を受けた方は、献血ができなくなります。

これは、メルスモン・ラエンネックのいずれの場合も同様です。

なぜか

理論上の感染リスクを完全には否定できないため、念のための予防的な措置として、日本赤十字社が定めているものです。

これまでに、プラセンタ製剤による感染の報告があるわけではありません。

あくまで、輸血の安全性を最大限に確保するための措置です。

判断していただきたいこと

  • 将来的に献血を考えている方
  • 定期的に献血をされている方

これらの方は、治療を選ぶ際に、この点を考慮していただく必要があります。

当院では、投与前に必ずご説明し、ご理解いただいたうえで治療を開始します。

ご不明な点があれば、遠慮なくお尋ねください。


13. 治療④:精神症状への対応

更年期の症状のうち、精神症状は特につらく、かつ理解されにくいものです。

  • イライラして、家族に当たってしまう
  • 理由もなく涙が出る
  • 不安で仕方ない
  • 何をしても楽しくない
  • 眠れない
  • 集中できず、仕事でミスが増えた

まず、ホルモンへの対応で改善することがあります

HRTや漢方薬によって、精神症状が軽減することは少なくありません。

それでも十分でない場合

抗うつ薬・抗不安薬・睡眠に関する治療を検討します。

一部の抗うつ薬は、ホットフラッシュに対しても効果があることが知られています。

当院は精神科を併設しています

「更年期の不調なのか、うつ病なのか」——この区別は、実際には簡単ではありません。

両方の視点から評価できることが、当院の役割だと考えています。


14. 【重要】更年期のうつと、うつ病の違い

混同されやすいため、整理します。

観点更年期に伴う精神症状うつ病
気分の変動日によって、時間によって変わる一日中、持続する
楽しめることあることが多いすべて楽しめない
身体症状ホットフラッシュ、発汗を伴う通常、ホットフラッシュはない
自責感強くないことが多い「自分が悪い」という強い自責
日内変動明確でない朝が悪く、夕方に改善することが多い
経過更年期の経過とともに変動持続する

併存することもあります

「どちらか」ではなく、「両方」ということもあります。

また、更年期の不調が長引くことで、二次的にうつ状態に至ることもあります。

注意していただきたいこと

次のような症状がある場合は、早めにご相談ください。

  • 一日中、気分が晴れない状態が2週間以上続く
  • 何をしても楽しめない
  • 強い自責感
  • 食欲や体重の明らかな変化
  • 朝早く目が覚めてしまう

「更年期だから」と我慢せず、評価を受けてください。


15. 泌尿器の症状(GSM)——実は多い悩み

更年期の症状として、あまり語られないのがこの領域です。

GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)

閉経後のエストロゲン低下により、腟・外陰部・尿路に生じる症状をまとめた概念です。

症状内容
腟の乾燥、かゆみ、灼熱感粘膜が薄くなる
性交痛潤いの低下
頻尿、尿意切迫感尿道・膀胱粘膜の変化
尿もれ骨盤底の支持力低下
繰り返す膀胱炎腟内の防御機能の低下

相談されにくい症状です

ホットフラッシュは相談できても、この領域は言い出しにくい——多くの方がそうおっしゃいます。

しかし、治療の対象です。

当院は泌尿器科も併設しています

頻尿、尿もれ、繰り返す膀胱炎——これらについても、同じクリニック内でご相談いただけます。

詳しくは、当院ブログの「膀胱炎が何度も繰り返す」「女性の尿もれ」もあわせてご覧ください。


16. 生活習慣でできること【比較表】

対策内容
運動有酸素運動+筋力トレーニング。 症状の軽減、骨密度、気分に有効
睡眠就寝時刻を一定に。就寝前のスマートフォンを控える
食事バランスよく。カルシウム、ビタミンD、タンパク質を意識
カフェイン・アルコールホットフラッシュの誘因になることがあります
禁煙症状を悪化させ、骨や血管にも影響
服装重ね着で調節できるように。 発汗時に脱げる工夫
ストレスへの対処休息、気分転換
体重管理肥満は症状と関連

ホットフラッシュへの実践的な対処

  • 薄手の重ね着で、すぐ調節できるようにする
  • 冷たい飲み物、扇子、携帯扇風機
  • 誘因を記録する(何を食べたとき、どんな場面で起きたか)
  • 深呼吸(ゆっくり長く吐く)

「起きたときにどうするか」を用意しておくと、不安が軽減します。


17. 更年期の後を見据えて

更年期は、いずれ終わります。

しかし、エストロゲンが低下した状態は、その後も続きます。

閉経後に増えるもの

  • 骨粗鬆症(骨密度の低下)
  • 脂質異常症(コレステロールの上昇)
  • 動脈硬化、高血圧
  • 内臓脂肪の増加

だから、この時期の検査が重要です

更年期は、その後の健康を見直す節目でもあります。

  • 骨密度の測定
  • コレステロール、血糖の確認
  • 血圧の管理
  • がん検診の継続

当院は内科を併設しているため、これらの評価と管理を継続して行えます。

「更年期の相談」をきっかけに、生活習慣病の管理を始められる——これは大きな意味を持ちます。


18. 男性にも更年期があります

あまり知られていませんが、男性にも更年期に相当する状態があります。

**LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)**といい、男性ホルモン(テストステロン)の低下によって、

  • 意欲の低下、抑うつ
  • 疲労感
  • 発汗、ほてり
  • 性機能の低下
  • 筋力低下

——といった症状が生じます。

女性と違い、明確な節目がないため、気づかれにくいという問題があります。

詳しくは、当院ブログ「男性更年期障害(LOH症候群)」をご覧ください。


19. よくある心配事Q&A

Q. 年齢のせいだから、我慢するしかないのでしょうか?

A. 治療できます。 ホルモン補充療法、漢方薬、保険適用のプラセンタ注射など、複数の選択肢があります。「みんな通る道」であっても、つらさを我慢する必要はありません。

Q. プラセンタ注射は、保険が使えるのですか?

A. メルスモンは、更年期障害に対して保険適用があります。 更年期障害と診断された場合、保険診療として受けられます。なお、美容目的の場合は保険適用外です。

Q. プラセンタ注射を受けると、献血ができなくなると聞きました。

A. その通りです。 ヒト由来の成分を含む製剤であるため、輸血の安全性を最大限に確保する目的で、日本赤十字社により献血が制限されています。将来的に献血を考えている方は、この点を考慮したうえでご判断ください。 当院では、投与前に必ずご説明します。

Q. ホルモン補充療法は、がんのリスクがあると聞いて不安です。

A. 開始年齢、期間、併用する薬剤によってリスクは異なります。 一律に危険なわけではなく、定期的な検診を受けながら行うことが前提です。個別に評価したうえで、ご一緒に判断します。 不安であれば、他の選択肢もあります。

Q. 漢方薬だけでも効きますか?

A. 効果を実感される方は多くいらっしゃいます。 特に、多彩な症状がある方、ホルモン剤が使えない方に適しています。ただし、効果まで数週間〜1〜2か月かかります。

Q. 何科を受診すればよいですか?

A. 婦人科が一般的ですが、内科でも対応可能です。 特に、他の病気との鑑別(甲状腺、貧血など)が必要な場合、内科での評価が有用です。当院は内科・精神科・泌尿器科を併設しており、症状に応じて対応できます。不正出血がある場合は、婦人科での評価が必要です。

Q. まだ40代前半ですが、更年期でしょうか?

A. 40代前半から症状が出る方もいらっしゃいます。ただし、この年代では他の病気の可能性も含めて評価することが大切です。まずはご相談ください。

Q. 症状が多すぎて、何から相談すればよいか分かりません。

A. すべてお話しください。 更年期障害は多彩な症状を伴うのが特徴です。「バラバラの症状」に見えても、一つの背景でつながっていることがあります。

Q. 治療はいつまで続けるのですか?

A. 症状に応じて調整します。 更年期が過ぎれば症状が軽減する方が多く、その時点で減量・中止を検討します。「一生続ける」というものではありません。


20. 名古屋あおいクリニックでの診療について

名古屋市東区・高岳駅から徒歩4分の**名古屋あおいクリニック(皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科)**では、更年期障害のご相談に対応しています。

当院での対応内容

  • 問診・症状スコアによる評価
  • 血液検査による他疾患の除外(甲状腺機能、貧血、血糖、脂質など)
  • プラセンタ注射(メルスモン)による治療——保険適用
  • 漢方薬による治療
  • 精神症状に対する治療
  • 睡眠の問題への対応
  • ホルモン補充療法に関するご相談
  • 泌尿器症状(頻尿・尿もれ・繰り返す膀胱炎)への対応
  • 精神科との連携(うつ状態・不安の評価)
  • 生活習慣病の評価と管理(閉経後を見据えて)
  • 生活指導
  • 婦人科的な評価が必要な場合のご紹介

こんな方はぜひご相談ください

  • 突然のほてり、発汗に悩んでいる
  • イライラして、家族に当たってしまう
  • 夜眠れず、疲れが取れない
  • 動悸がするが、心臓は異常なしと言われた
  • 肩こり、頭痛、関節痛が続く
  • 複数の科を回ったが、原因が分からない
  • 「更年期でしょう」と言われただけで終わった
  • プラセンタ注射に関心があるが、費用が心配
  • ホルモン剤に抵抗がある、または使えない
  • 頻尿や尿もれも気になっている
  • 気分の落ち込みが強く、うつではないかと心配

「更年期障害の診療で私たちが最初に行うのは、『本当に更年期障害なのか』の確認です。甲状腺の病気も、貧血も、うつ病も、よく似た症状を示します。血液検査ひとつで分かることを確認せずに、『更年期でしょう』で終わらせてはいけません。そのうえで、治療の選択肢は複数あります。ホルモン剤が使えない方にも、保険適用のプラセンタ注射という選択肢があります。ただし、献血ができなくなるという点は、必ず知ったうえで選んでいただきたいと考えています。つらさを我慢する必要はありません。まずはお話を聞かせてください。」


名古屋あおいクリニックのご案内

名古屋あおいクリニック 皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科

〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2-4-1 第三コジマビル6階

【TEL】052-737-7117

【診療時間】 10:30~13:30 14:30~19:00

【休診日】不定休

【アクセス】 高岳駅より徒歩4分 新栄町駅より徒歩5分

【ホームページ】https://www.nagoya-aoi-clinic.com/ 【Instagram】https://www.instagram.com/nagoya.aoi.clinic

オンライン予約はホームページより24時間受け付けております。 皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

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名古屋あおいクリニック 皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科

〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2-4-1 第三コジマビル6階

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【診療時間】10:30~13:30 / 14:30~19:00 【休診日】不定休

【アクセス】高岳駅より徒歩4分・新栄町駅より徒歩5分

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