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更年期障害——「年齢のせい」で片づけないでください。症状・他の病気との見分け方・プラセンタ注射(メルスモン)の保険適用まで名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・内科)が詳しく解説
更年期障害——「年齢のせい」で片づけないでください。症状・他の病気との見分け方・プラセンタ注射(メルスモン)の保険適用まで名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・内科)が詳しく解説
「突然、顔がカーッと熱くなり、汗が噴き出す」「理由もなくイライラして、家族に当たってしまう」「夜中に何度も目が覚め、朝までぐっすり眠れない」「疲れが取れず、何をするのも億劫」「動悸がして不安になるが、心臓を検査しても異常なし」「肩こりや頭痛がひどく、市販薬が手放せない」「病院に行っても『更年期でしょう』と言われるだけ」——40代後半から50代の女性にとって、こうした不調は非常に身近なものです。
そして多くの方が、**「年齢のせいだから仕方ない」**と我慢されています。
しかし、この記事でお伝えしたいことが3つあります。
第一に、更年期障害は治療できます。 ホルモン補充療法、漢方薬、そして**保険適用のプラセンタ注射(メルスモン)**など、複数の選択肢があります。
第二に、「更年期だから」と決めつけると、別の病気を見逃します。 甲状腺の病気、貧血、うつ病——これらは更年期障害とよく似た症状を示します。
第三に、症状は身体だけではありません。 気分の落ち込み、不安、不眠、そして頻尿や尿もれといった泌尿器の症状も、更年期に深く関わっています。
名古屋市東区(高岳駅・新栄町駅)の名古屋あおいクリニックが、更年期障害の症状、見分けるべき病気、そしてメルスモンの保険適用を含む治療の選択肢まで、詳しく解説します。
目次
- 更年期とは——いつからいつまでか
- なぜ症状が出るのか
- 更年期の症状——4つのグループ【比較表】
- セルフチェック——簡易更年期指数
- 【最重要】「更年期のせい」にしてはいけない病気【比較表】
- 診断の進め方
- 治療の選択肢——全体像【比較表】
- 治療①:ホルモン補充療法(HRT)
- 治療②:漢方薬【比較表】
- 【重点解説】治療③:プラセンタ注射(メルスモン)——保険が使えます
- メルスモンとラエンネックの違い【比較表】
- 【最重要】プラセンタ注射を受けると、献血ができなくなります
- 治療④:精神症状への対応
- 【重要】更年期のうつと、うつ病の違い
- 泌尿器の症状(GSM)——実は多い悩み
- 生活習慣でできること【比較表】
- 更年期の後を見据えて
- 男性にも更年期があります
- よくある心配事Q&A
- 名古屋あおいクリニックでの診療について
1. 更年期とは——いつからいつまでか
定義
閉経の前後5年ずつ、合計10年間を「更年期」といいます。
日本人女性の閉経の平均年齢は約50歳とされているため、多くの方では45歳頃から55歳頃までが更年期にあたります。
閉経とは
月経が12か月以上ない状態が確認されたときに、「閉経した」と判断します。
個人差が大きい
- 40代前半から症状が出る方
- 50代後半まで続く方
- ほとんど症状がない方
- 日常生活が送れないほど重い方
「みんな通る道だから」と言われても、つらさは人それぞれです。
更年期障害とは
更年期に生じる症状のうち、他の病気によるものではなく、日常生活に支障をきたすものを「更年期障害」といいます。
つまり、「症状があること」ではなく、「困っていること」が治療の基準です。
2. なぜ症状が出るのか
エストロゲンの急激な低下
卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少します。
脳が混乱します
脳は「エストロゲンを出しなさい」という指令を出し続けますが、卵巣は応えられません。
この状態が、視床下部という自律神経の中枢に影響を及ぼします。
視床下部は、
- 体温の調節
- 血管の収縮・拡張
- 心拍
- 発汗
- 睡眠
- 情動
——これらを担っています。
だから、ほてり、発汗、動悸、不眠、イライラといった多彩な症状が生じるのです。
「気の持ちよう」ではありません
ホルモンの変化という、明確な身体的基盤があります。
性格や心の弱さの問題ではありません。
3. 更年期の症状——4つのグループ【比較表】
| 分類 | 主な症状 |
|---|---|
| 血管運動神経症状 | ほてり(ホットフラッシュ)、のぼせ、突然の発汗、寒気、動悸、めまい |
| 精神症状 | イライラ、不安、気分の落ち込み、意欲低下、集中力の低下、不眠 |
| 身体症状 | 肩こり、頭痛、腰痛、関節痛、疲労感、手足のしびれ、皮膚の乾燥、口の渇み |
| 泌尿生殖器症状 | 腟の乾燥、性交痛、頻尿、尿もれ、繰り返す膀胱炎 |
ホットフラッシュが代表的です
「顔から上が急に熱くなり、汗が噴き出す」
- 前触れなく起こる
- 数分で治まる
- 1日に何度も
- 人前で起こると、非常に困る
会議中、来客中、電車の中——場所を選ばないことが、生活の質を大きく損ないます。
症状が「多彩すぎる」ことが問題です
更年期障害の症状は、あまりに広範囲にわたります。
そのため、
- 整形外科(肩こり、関節痛)
- 循環器内科(動悸)
- 心療内科(不眠、抑うつ)
- 消化器内科(食欲不振)
——と、複数の科を回っても原因が分からないケースが生じます。
4. セルフチェック——簡易更年期指数
更年期症状の程度を、自分で確認する方法があります。
主なチェック項目
以下の症状について、強・中・弱・無で自己評価します。
- 顔がほてる
- 汗をかきやすい
- 腰や手足が冷えやすい
- 息切れ、動悸がする
- 寝つきが悪い、または眠りが浅い
- 怒りやすく、すぐイライラする
- くよくよしたり、憂うつになる
- 頭痛、めまい、吐き気がよくある
- 疲れやすい
- 肩こり、腰痛、手足の痛みがある
判断の目安
点数が高いほど、対応が必要と考えられます。
ただし、点数だけで治療の要否が決まるわけではありません。
「何点だから治療」ではなく、「生活に支障が出ているか」で判断します。
1つの症状だけが極端につらい場合も、治療の対象になります。
5. 【最重要】「更年期のせい」にしてはいけない病気【比較表】
この章が、この記事で最も重要な部分です。
更年期障害の症状は、他の病気と非常によく似ています。
| 疾患 | 似ている症状 | 見分けるポイント |
|---|---|---|
| 甲状腺機能亢進症(バセドウ病) | 発汗、動悸、イライラ、体重減少、暑がり | 血液検査で判明。ホットフラッシュと紛らわしい |
| 甲状腺機能低下症(橋本病) | 倦怠感、体重増加、抑うつ、むくみ、寒がり | 血液検査で判明 |
| 貧血 | 動悸、息切れ、倦怠感、めまい | 血液検査。月経量が多い方は特に注意 |
| うつ病 | 意欲低下、不眠、抑うつ | 興味の喪失、自責感が中心。ホットフラッシュはない |
| 不安症・パニック症 | 動悸、発汗、不安発作 | 発作性、予期不安 |
| 糖尿病 | 倦怠感、口渇、頻尿 | 血液検査 |
| 心疾患・不整脈 | 動悸、息切れ、胸部の違和感 | 心電図 |
| 悪性腫瘍 | 体重減少、倦怠感、不正出血 | 不正出血がある場合は必ず婦人科的な評価を |
| 睡眠時無呼吸症候群 | 不眠、日中の眠気、倦怠感 | いびき |
特に注意すべき2点
① 甲状腺の病気
発汗、動悸、イライラ——これらは、バセドウ病でも生じます。
血液検査をすれば分かります。 そして、治療法はまったく異なります。
「更年期でしょう」で終わらせず、一度は甲状腺機能を確認することをおすすめします。
② 不正出血
更年期には月経が不規則になりますが、「不正出血だから更年期」と決めつけてはいけません。
子宮の病気による出血の可能性があるため、婦人科での評価が必要です。
当院は内科を併設しています
甲状腺機能、貧血、血糖、肝腎機能——これらの評価を同じクリニック内で行えます。
「更年期障害」と診断する前に、除外すべきものを除外する——これが安全な進め方です。
6. 診断の進め方
① 問診
症状の内容と程度、月経の状況、いつから始まったか、既往歴、服用中の薬、生活状況を確認します。
簡易更年期指数などを用いて、症状を数値化します。
② 血液検査
他の病気の除外が主な目的です。
- 甲状腺機能
- 貧血の有無
- 血糖、脂質
- 肝機能、腎機能
必要に応じて、女性ホルモン(エストラジオール)や卵胞刺激ホルモン(FSH)を測定することがあります。
③ ホルモン値だけでは決まりません
「ホルモンを測れば、更年期障害かどうか分かる」と思われがちですが、そうではありません。
- ホルモン値は日によって大きく変動します
- 値が正常でも症状が強い方がいます
- 値が低くても症状がない方もいます
診断は、症状・年齢・経過・他疾患の除外を総合して行います。
④ 婦人科的な評価が必要な場合
不正出血がある、子宮や卵巣の状態を確認すべき場合は、婦人科へご紹介します。
7. 治療の選択肢——全体像【比較表】
| 治療法 | 主な対象 | 保険 |
|---|---|---|
| ホルモン補充療法(HRT) | ホットフラッシュなど血管運動神経症状に最も有効 | 保険適用 |
| 漢方薬 | 幅広い症状。体質に応じて | 保険適用 |
| プラセンタ注射(メルスモン) | 更年期障害全般 | 保険適用 |
| 抗うつ薬・抗不安薬 | 精神症状が強い場合 | 保険適用(薬剤により) |
| 睡眠に関する治療 | 不眠が中心の場合 | 保険適用 |
| 腟エストロゲン | 泌尿生殖器症状(GSM) | 保険適用 |
| サプリメント | 補助的 | 自費 |
| 生活習慣の改善 | すべての方に | — |
一つに絞る必要はありません
漢方薬とプラセンタ注射を併用する、HRTと生活改善を組み合わせる——複数を組み合わせることが一般的です。
そして、合わなければ変更できます。
8. 治療①:ホルモン補充療法(HRT)
不足したエストロゲンを補う治療です。
特に有効な症状
- ホットフラッシュ、発汗(最も効果が高いとされます)
- 腟の乾燥
- 骨密度の低下の予防
剤形
- 飲み薬
- 貼り薬
- 塗り薬(ジェル)
子宮のある方は、子宮内膜を守るために黄体ホルモンの併用が必要です。
使用できない方(主なもの)
- 乳がんの既往、または現在治療中
- エストロゲン依存性の悪性腫瘍
- 血栓症の既往
- 原因不明の性器出血
- 重い肝機能障害
リスクについて
過去に「乳がんのリスクが上がる」という報道があり、不安を持たれる方が多い治療です。
現在では、
- 開始年齢や期間によってリスクが異なる
- 60歳未満、閉経後10年以内の開始では、利益が上回るとされる場合が多い
- 定期的な検診を受けながら行うことが前提
——といった理解が一般的です。
リスクとメリットを個別に評価したうえで判断します。
当院での対応内容については、診察の際にご相談ください。 必要に応じて婦人科と連携します。
9. 治療②:漢方薬【比較表】
更年期障害において、漢方薬は非常によく用いられます。
| 漢方薬 | 向いているタイプ |
|---|---|
| 当帰芍薬散 | 冷え性、貧血傾向、むくみ、疲れやすい。体力が低下している方 |
| 加味逍遙散 | イライラ、不安、気分の変動が大きい。訴えが多彩に変わる方 |
| 桂枝茯苓丸 | のぼせて足は冷える、肩こり、比較的体力がある方 |
| 女神散 | のぼせ、めまい、精神不安 |
| 加味帰脾湯 | 不眠、不安、気力の低下、貧血傾向 |
| 抑肝散 | イライラ、怒りっぽさ、不眠 |
| 半夏厚朴湯 | のどのつかえ感、不安 |
「三大処方」
当帰芍薬散・加味逍遙散・桂枝茯苓丸は、更年期障害の代表的な処方として知られています。
体質と症状に応じて使い分けます。
漢方薬の利点
- HRTが使えない方でも使用できることが多い
- 多彩な症状に幅広く対応できる
- 他の治療と併用しやすい
注意点
- 効果はゆるやかで、数週間〜1〜2か月の継続が必要
- 体質に合わないと胃腸症状が出ることがある
- 一部の漢方薬では、長期使用時に血液検査での確認が推奨されます
10. 【重点解説】治療③:プラセンタ注射(メルスモン)——保険が使えます
この章を、特に詳しくご説明します。
プラセンタ注射とは
ヒトの胎盤から抽出した成分を、注射で投与する治療です。
美容目的で自費診療として行われているイメージが強いかもしれませんが、更年期障害に対しては保険適用があります。
メルスモンは、更年期障害に保険適用があります
メルスモン注射液は、以下について保険適用が認められている医薬品です。
- 更年期障害
- 乳汁分泌不全
つまり、更年期障害と診断された場合、保険診療として受けられます。
投与方法
- 皮下注射
- 1日1回2mL
- 通常、週1〜2回程度の通院から開始することが多い治療です
注射自体は短時間で終わります。
どんな方に向いているか
- HRTが使えない、または使いたくない方(乳がんの既往、血栓症の既往など)
- ホルモン剤に抵抗がある方
- 漢方薬だけでは十分な効果が得られない方
- 全身の倦怠感、疲労感が強い方
- 複数の症状が混在している方
期待される効果
更年期に伴う、ほてり、発汗、倦怠感、肩こり、不眠、イライラなどの症状の緩和が期待されます。
効果の現れ方には個人差があり、数回の投与で実感される方もいれば、継続して徐々に改善する方もいます。
費用について
保険適用のため、自費のプラセンタ注射と比べて、費用負担は大きく軽減されます。
具体的な費用や通院頻度については、診察の際にご説明します。
主な副作用
- 注射部位の痛み、赤み、腫れ
- まれに、発疹、かゆみなどの過敏症状
- ごくまれに、重篤なアレルギー反応
気になる症状があれば、すぐにご連絡ください。
【重要】特定生物由来製品です
**メルスモンは、ヒト由来の成分を含む「特定生物由来製品」**に指定されています。
そのため、
- 投与前に、十分な説明を受けたうえでの同意が必要です
- 医療機関には、投与記録を長期間保管する義務があります
これは安全管理のための制度です。
そして、これに関連して、次章の重要な注意点があります。
11. メルスモンとラエンネックの違い【比較表】
プラセンタ注射には、日本で使われている製剤が2種類あります。
| メルスモン | ラエンネック | |
|---|---|---|
| 保険適用の効能 | 更年期障害、乳汁分泌不全 | 慢性肝疾患における肝機能の改善 |
| 更年期障害での保険適用 | あり | なし(自費となります) |
| 投与方法 | 皮下注射 | 皮下注射・筋肉注射 |
| 由来 | ヒト胎盤 | ヒト胎盤 |
つまり
更年期障害の治療として保険が使えるのは、メルスモンです。
ラエンネックは、肝機能の改善が保険適用の対象であり、更年期障害を目的とする場合は自費診療となります。
「プラセンタ注射」とひとくくりにされがちですが、目的によって使える製剤と保険の扱いが異なります。
12. 【最重要】プラセンタ注射を受けると、献血ができなくなります
この点は、治療を受ける前に必ず知っておいていただく必要があります。
献血が制限されます
ヒト由来の成分を含む製剤であることから、プラセンタ注射を受けた方は、献血ができなくなります。
これは、メルスモン・ラエンネックのいずれの場合も同様です。
なぜか
理論上の感染リスクを完全には否定できないため、念のための予防的な措置として、日本赤十字社が定めているものです。
これまでに、プラセンタ製剤による感染の報告があるわけではありません。
あくまで、輸血の安全性を最大限に確保するための措置です。
判断していただきたいこと
- 将来的に献血を考えている方
- 定期的に献血をされている方
これらの方は、治療を選ぶ際に、この点を考慮していただく必要があります。
当院では、投与前に必ずご説明し、ご理解いただいたうえで治療を開始します。
ご不明な点があれば、遠慮なくお尋ねください。
13. 治療④:精神症状への対応
更年期の症状のうち、精神症状は特につらく、かつ理解されにくいものです。
- イライラして、家族に当たってしまう
- 理由もなく涙が出る
- 不安で仕方ない
- 何をしても楽しくない
- 眠れない
- 集中できず、仕事でミスが増えた
まず、ホルモンへの対応で改善することがあります
HRTや漢方薬によって、精神症状が軽減することは少なくありません。
それでも十分でない場合
抗うつ薬・抗不安薬・睡眠に関する治療を検討します。
一部の抗うつ薬は、ホットフラッシュに対しても効果があることが知られています。
当院は精神科を併設しています
「更年期の不調なのか、うつ病なのか」——この区別は、実際には簡単ではありません。
両方の視点から評価できることが、当院の役割だと考えています。
14. 【重要】更年期のうつと、うつ病の違い
混同されやすいため、整理します。
| 観点 | 更年期に伴う精神症状 | うつ病 |
|---|---|---|
| 気分の変動 | 日によって、時間によって変わる | 一日中、持続する |
| 楽しめること | あることが多い | すべて楽しめない |
| 身体症状 | ホットフラッシュ、発汗を伴う | 通常、ホットフラッシュはない |
| 自責感 | 強くないことが多い | 「自分が悪い」という強い自責 |
| 日内変動 | 明確でない | 朝が悪く、夕方に改善することが多い |
| 経過 | 更年期の経過とともに変動 | 持続する |
併存することもあります
「どちらか」ではなく、「両方」ということもあります。
また、更年期の不調が長引くことで、二次的にうつ状態に至ることもあります。
注意していただきたいこと
次のような症状がある場合は、早めにご相談ください。
- 一日中、気分が晴れない状態が2週間以上続く
- 何をしても楽しめない
- 強い自責感
- 食欲や体重の明らかな変化
- 朝早く目が覚めてしまう
「更年期だから」と我慢せず、評価を受けてください。
15. 泌尿器の症状(GSM)——実は多い悩み
更年期の症状として、あまり語られないのがこの領域です。
GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)
閉経後のエストロゲン低下により、腟・外陰部・尿路に生じる症状をまとめた概念です。
| 症状 | 内容 |
|---|---|
| 腟の乾燥、かゆみ、灼熱感 | 粘膜が薄くなる |
| 性交痛 | 潤いの低下 |
| 頻尿、尿意切迫感 | 尿道・膀胱粘膜の変化 |
| 尿もれ | 骨盤底の支持力低下 |
| 繰り返す膀胱炎 | 腟内の防御機能の低下 |
相談されにくい症状です
ホットフラッシュは相談できても、この領域は言い出しにくい——多くの方がそうおっしゃいます。
しかし、治療の対象です。
当院は泌尿器科も併設しています
頻尿、尿もれ、繰り返す膀胱炎——これらについても、同じクリニック内でご相談いただけます。
詳しくは、当院ブログの「膀胱炎が何度も繰り返す」「女性の尿もれ」もあわせてご覧ください。
16. 生活習慣でできること【比較表】
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| 運動 | 有酸素運動+筋力トレーニング。 症状の軽減、骨密度、気分に有効 |
| 睡眠 | 就寝時刻を一定に。就寝前のスマートフォンを控える |
| 食事 | バランスよく。カルシウム、ビタミンD、タンパク質を意識 |
| カフェイン・アルコール | ホットフラッシュの誘因になることがあります |
| 禁煙 | 症状を悪化させ、骨や血管にも影響 |
| 服装 | 重ね着で調節できるように。 発汗時に脱げる工夫 |
| ストレスへの対処 | 休息、気分転換 |
| 体重管理 | 肥満は症状と関連 |
ホットフラッシュへの実践的な対処
- 薄手の重ね着で、すぐ調節できるようにする
- 冷たい飲み物、扇子、携帯扇風機
- 誘因を記録する(何を食べたとき、どんな場面で起きたか)
- 深呼吸(ゆっくり長く吐く)
「起きたときにどうするか」を用意しておくと、不安が軽減します。
17. 更年期の後を見据えて
更年期は、いずれ終わります。
しかし、エストロゲンが低下した状態は、その後も続きます。
閉経後に増えるもの
- 骨粗鬆症(骨密度の低下)
- 脂質異常症(コレステロールの上昇)
- 動脈硬化、高血圧
- 内臓脂肪の増加
だから、この時期の検査が重要です
更年期は、その後の健康を見直す節目でもあります。
- 骨密度の測定
- コレステロール、血糖の確認
- 血圧の管理
- がん検診の継続
当院は内科を併設しているため、これらの評価と管理を継続して行えます。
「更年期の相談」をきっかけに、生活習慣病の管理を始められる——これは大きな意味を持ちます。
18. 男性にも更年期があります
あまり知られていませんが、男性にも更年期に相当する状態があります。
**LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)**といい、男性ホルモン(テストステロン)の低下によって、
- 意欲の低下、抑うつ
- 疲労感
- 発汗、ほてり
- 性機能の低下
- 筋力低下
——といった症状が生じます。
女性と違い、明確な節目がないため、気づかれにくいという問題があります。
詳しくは、当院ブログ「男性更年期障害(LOH症候群)」をご覧ください。
19. よくある心配事Q&A
Q. 年齢のせいだから、我慢するしかないのでしょうか?
A. 治療できます。 ホルモン補充療法、漢方薬、保険適用のプラセンタ注射など、複数の選択肢があります。「みんな通る道」であっても、つらさを我慢する必要はありません。
Q. プラセンタ注射は、保険が使えるのですか?
A. メルスモンは、更年期障害に対して保険適用があります。 更年期障害と診断された場合、保険診療として受けられます。なお、美容目的の場合は保険適用外です。
Q. プラセンタ注射を受けると、献血ができなくなると聞きました。
A. その通りです。 ヒト由来の成分を含む製剤であるため、輸血の安全性を最大限に確保する目的で、日本赤十字社により献血が制限されています。将来的に献血を考えている方は、この点を考慮したうえでご判断ください。 当院では、投与前に必ずご説明します。
Q. ホルモン補充療法は、がんのリスクがあると聞いて不安です。
A. 開始年齢、期間、併用する薬剤によってリスクは異なります。 一律に危険なわけではなく、定期的な検診を受けながら行うことが前提です。個別に評価したうえで、ご一緒に判断します。 不安であれば、他の選択肢もあります。
Q. 漢方薬だけでも効きますか?
A. 効果を実感される方は多くいらっしゃいます。 特に、多彩な症状がある方、ホルモン剤が使えない方に適しています。ただし、効果まで数週間〜1〜2か月かかります。
Q. 何科を受診すればよいですか?
A. 婦人科が一般的ですが、内科でも対応可能です。 特に、他の病気との鑑別(甲状腺、貧血など)が必要な場合、内科での評価が有用です。当院は内科・精神科・泌尿器科を併設しており、症状に応じて対応できます。不正出血がある場合は、婦人科での評価が必要です。
Q. まだ40代前半ですが、更年期でしょうか?
A. 40代前半から症状が出る方もいらっしゃいます。ただし、この年代では他の病気の可能性も含めて評価することが大切です。まずはご相談ください。
Q. 症状が多すぎて、何から相談すればよいか分かりません。
A. すべてお話しください。 更年期障害は多彩な症状を伴うのが特徴です。「バラバラの症状」に見えても、一つの背景でつながっていることがあります。
Q. 治療はいつまで続けるのですか?
A. 症状に応じて調整します。 更年期が過ぎれば症状が軽減する方が多く、その時点で減量・中止を検討します。「一生続ける」というものではありません。
20. 名古屋あおいクリニックでの診療について
名古屋市東区・高岳駅から徒歩4分の**名古屋あおいクリニック(皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科)**では、更年期障害のご相談に対応しています。
当院での対応内容
- 問診・症状スコアによる評価
- 血液検査による他疾患の除外(甲状腺機能、貧血、血糖、脂質など)
- プラセンタ注射(メルスモン)による治療——保険適用
- 漢方薬による治療
- 精神症状に対する治療
- 睡眠の問題への対応
- ホルモン補充療法に関するご相談
- 泌尿器症状(頻尿・尿もれ・繰り返す膀胱炎)への対応
- 精神科との連携(うつ状態・不安の評価)
- 生活習慣病の評価と管理(閉経後を見据えて)
- 生活指導
- 婦人科的な評価が必要な場合のご紹介
こんな方はぜひご相談ください
- 突然のほてり、発汗に悩んでいる
- イライラして、家族に当たってしまう
- 夜眠れず、疲れが取れない
- 動悸がするが、心臓は異常なしと言われた
- 肩こり、頭痛、関節痛が続く
- 複数の科を回ったが、原因が分からない
- 「更年期でしょう」と言われただけで終わった
- プラセンタ注射に関心があるが、費用が心配
- ホルモン剤に抵抗がある、または使えない
- 頻尿や尿もれも気になっている
- 気分の落ち込みが強く、うつではないかと心配
「更年期障害の診療で私たちが最初に行うのは、『本当に更年期障害なのか』の確認です。甲状腺の病気も、貧血も、うつ病も、よく似た症状を示します。血液検査ひとつで分かることを確認せずに、『更年期でしょう』で終わらせてはいけません。そのうえで、治療の選択肢は複数あります。ホルモン剤が使えない方にも、保険適用のプラセンタ注射という選択肢があります。ただし、献血ができなくなるという点は、必ず知ったうえで選んでいただきたいと考えています。つらさを我慢する必要はありません。まずはお話を聞かせてください。」
名古屋あおいクリニックのご案内
名古屋あおいクリニック 皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科
〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2-4-1 第三コジマビル6階
【TEL】052-737-7117
【診療時間】 10:30~13:30 14:30~19:00
【休診日】不定休
【アクセス】 高岳駅より徒歩4分 新栄町駅より徒歩5分
【ホームページ】https://www.nagoya-aoi-clinic.com/ 【Instagram】https://www.instagram.com/nagoya.aoi.clinic
オンライン予約はホームページより24時間受け付けております。 皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
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名古屋あおいクリニック 皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科
〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2-4-1 第三コジマビル6階
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【診療時間】10:30~13:30 / 14:30~19:00 【休診日】不定休
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