大人の起立性調節障害・起立不耐症——「検査は異常なし」と言われた立ちくらみ・朝のつらさ。POTSという状態と治療を名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・内科)が詳しく解説

大人の起立性調節障害・起立不耐症——「検査は異常なし」と言われた立ちくらみ・朝のつらさ。POTSという状態と治療を名古屋あおいクリニック(名古屋市東区・内科)が詳しく解説

「立ち上がると、目の前が暗くなる」「朝がとにかくつらく、午前中は使いものにならない」「立っていると気分が悪くなり、しゃがみ込んでしまう」「動悸が激しく、心臓を検査したが異常なしと言われた」「疲労感が抜けず、以前のように働けない」「病院をいくつも回ったが、どこでも『異常なし』『自律神経失調症』と言われるだけ」——こうした症状で、原因が分からないまま過ごしている方は少なくありません。

起立性調節障害は、「子どもの病気」として知られています。しかし実際には、成人にも生じます。

そして現在、国際的には**「起立不耐症(Orthostatic Intolerance)」**という、より広い枠組みで捉えられるようになっています。その中でも特に注目されているのが、**POTS(体位性頻脈症候群)**です。

この記事で最もお伝えしたいことがあります。

通常の健康診断や一般的な検査では、これらの状態は見つかりません。

心電図も、血液検査も、頭部の画像検査も、多くの場合「異常なし」と出ます。それは当然のことであり、「問題がない」という意味ではありません。

必要なのは、「立った状態での血圧と脈拍の変化」を評価することです。

名古屋市東区(高岳駅・新栄町駅)の名古屋あおいクリニックが、起立不耐症の種類、鑑別すべき病気、そして具体的な治療まで、詳しく解説します。


目次

  1. 起立性調節障害・起立不耐症とは
  2. 【重要】子どもだけの病気ではありません
  3. 起立不耐症の主なタイプ【比較表】
  4. POTS(体位性頻脈症候群)とは
  5. 主な症状【比較表】
  6. 【重要】午前中に強く、夕方に改善します
  7. 誘因・悪化させる要因【比較表】
  8. 【重要】感染症の後に生じることがあります
  9. 鑑別すべき病気【比較表】
  10. 【最重要】「異常なし」と言われた方へ
  11. 検査——立った状態で評価します
  12. 治療①:水分と塩分——治療の土台です
  13. 治療②:弾性ストッキングと物理的な対策
  14. 治療③:起立の仕方と、その場でできる対処【比較表】
  15. 【重要】運動療法は「寝たまま」から始めます
  16. 治療④:薬物療法【比較表】
  17. 食事の工夫——食後の悪化を防ぐ
  18. 職場・学校との連携
  19. 【重要】精神的な要素との関係
  20. よくある心配事Q&A
  21. 名古屋あおいクリニックでの診療について

1. 起立性調節障害・起立不耐症とは

私たちが立ち上がるとき、重力によって血液の一部が下半身に移動します。

健康な状態では、自律神経がただちに働き、

  • 下半身の血管を収縮させる
  • 心拍数を適度に上げる

——ことで、脳への血流を維持します。

起立不耐症では、この調節がうまく働きません。

その結果、立っている・座っているという姿勢そのものが、症状を引き起こします。

「横になれば楽になる」が特徴です

横になると症状が軽くなり、起き上がると悪化する。

この明確なパターンが、起立不耐症を疑う最大の手がかりです。


2. 【重要】子どもだけの病気ではありません

日本では「起立性調節障害=思春期の子どもの病気」というイメージが定着しています。

しかし、成人でも生じます。

成人で問題になりやすい場面

  • 感染症の後(後述)
  • 産後
  • 長期の臥床・入院の後
  • 過度な疲労、睡眠不足
  • 脱水(夏季、発汗)
  • 更年期前後
  • もともと思春期にODがあり、成人しても続いている

診断されにくい理由

成人を診る医療機関では、この視点で評価されないことがあります。

「自律神経失調症」「不定愁訴」「疲労」——こうした言葉で説明され、具体的な評価と治療にたどり着かないまま年月が過ぎるケースがあります。

成人でも、評価と治療の対象です。


3. 起立不耐症の主なタイプ【比較表】

タイプ特徴
起立性低血圧起立後3分以内に、血圧が明らかに低下する
遅発性起立性低血圧起立してしばらく経ってから、徐々に血圧が低下する
POTS(体位性頻脈症候群)血圧はあまり下がらないが、心拍数が著しく増加する
血管迷走神経性失神起立中や特定の状況で、急激に血圧・脈拍が低下し、失神する

タイプによって治療が変わります

「血圧が下がるタイプ」と「脈が上がるタイプ」では、使う薬が異なります。

たとえば、血圧を上げる薬は起立性低血圧に有効ですが、POTSでは心拍を抑える方向の対応が必要になることがあります。

だから、タイプの見極めが最初の一歩になります。


4. POTS(体位性頻脈症候群)とは

近年、特に注目されているタイプです。

特徴

  • 立ち上がると、心拍数が著しく増加する
  • 血圧は、大きくは下がらない
  • 動悸、ふらつき、倦怠感、思考のもやつき
  • 横になると楽になる

診断の目安

起立後10分以内に、心拍数が明らかに増加することが目安とされます(成人では30拍/分以上の増加、または120拍/分を超える)。

**小児・思春期では、より大きな増加(40拍/分以上)**が基準とされます。

誰に多いか

若年〜中年の女性に多いとされています。

「心臓の検査は異常なし」と言われます

心電図も、心エコーも正常です。

なぜなら、心臓自体には問題がないからです。 問題は、自律神経による調節にあります。

だから、心臓の検査だけでは見つかりません。


5. 主な症状【比較表】

分類症状
起立時の症状立ちくらみ、めまい、目の前が暗くなる、ふらつき、失神・失神しそうになる
循環器症状動悸、胸の不快感、脈が速い
全身症状強い倦怠感、疲れやすい、脱力
朝の症状朝起きられない、起床時の強い不調
認知面集中できない、頭がぼんやりする、考えがまとまらない
消化器症状吐き気、腹痛、食欲不振
その他頭痛、肩こり、冷え、動悸を伴う不安感、睡眠の問題

「頭がぼんやりする」も重要な症状です

「霧がかかったように、思考がはっきりしない」——この症状は、起立不耐症でしばしば訴えられます。

仕事の能率が落ち、ミスが増える。 本人にとっては深刻ですが、周囲には伝わりにくい症状です。

これは、脳への血流の変動によるものと考えられています。


6. 【重要】午前中に強く、夕方に改善します

この日内変動が、極めて特徴的です。

時間帯状態
起床時〜午前最も症状が強い。 起き上がれない、ふらつく
昼〜午後徐々に改善
夕方〜夜元気になる
深夜目が冴えて眠れない → 翌朝さらにつらい

「夕方は元気」が誤解を招きます

周囲からは、こう見えます。

  • 「朝は起きられないのに、夜は元気」
  • 「本当につらいのか」
  • 「怠けているのでは」

しかし、これは病態そのものによる現象です。

自律神経の切り替えが後ろにずれているため、午前中は身体が活動モードに入れないのです。

意志の問題ではありません。


7. 誘因・悪化させる要因【比較表】

要因内容
脱水最も重要。 発汗、水分不足、下痢
暑熱夏季、入浴、サウナ。血管が拡張し悪化
長時間の起立満員電車、朝礼、行列
長期の臥床入院、療養後のデコンディショニング
感染症の後ウイルス感染後に発症・悪化することがあります
月経月経前後、経血量の多い方
アルコール血管拡張と利尿作用
炭水化物の多い食事食後低血圧(後述)
薬剤降圧薬、利尿薬、一部の抗うつ薬、α遮断薬など
睡眠不足・過労自律神経の調節を乱す
妊娠・産後循環動態の変化

服用中の薬の確認は必須です

血圧の薬、前立腺の薬、一部の抗うつ薬などは、起立時の血圧低下を招くことがあります。

「薬を飲み始めてから、立ちくらみが増えた」——この場合、必ずお伝えください。

自己判断で中止せず、まずご相談ください。


8. 【重要】感染症の後に生じることがあります

近年、注目されている点です。

ウイルス感染症の後に、起立不耐症やPOTSが生じることが報告されています。

経過の例

  1. 感染症にかかる
  2. 急性期の症状は治まる
  3. しかし、倦怠感と立ちくらみが続く
  4. 立っていられない、以前のように働けない
  5. 検査では異常なし
  6. 「気のせい」「うつでは」と言われる

「感染の後から続いている」なら

これは重要な情報です。 必ず診察でお伝えください。

発症の経緯が分かることで、評価の方向が定まります。


9. 鑑別すべき病気【比較表】

「立ちくらみ・倦怠感」の背景には、他の病気が隠れていることもあります。

疾患確認のポイント
貧血血液検査で確認。 女性では特に重要
甲状腺機能異常亢進症でも低下症でも起こり得る。血液検査で判明
脱水・電解質異常血液検査
不整脈動悸、失神。心電図、必要に応じて24時間心電図
心疾患心エコー
糖尿病自律神経障害を伴うことがある
副腎の機能低下まれだが、倦怠感と低血圧
薬剤性服用中の薬の確認
うつ病意欲低下、興味の喪失が中心
不安症・パニック症動悸発作、予期不安
睡眠時無呼吸症候群いびき、日中の眠気
慢性の疲労を伴う状態経過を含めた総合的な評価

まず、血液検査で確認できることを確認します

貧血、甲状腺、電解質、血糖——これらは血液検査で判明します。

当院は内科を併設しているため、これらの評価を同じクリニック内で行えます。

「起立不耐症だろう」と決めつける前に、除外すべきものを除外する——これが安全な進め方です。


10. 【最重要】「異常なし」と言われた方へ

この章が、この記事で最もお伝えしたい内容です。

通常の検査では見つかりません

  • 血液検査:正常
  • 心電図:正常
  • 心エコー:正常
  • 頭部の画像検査:正常

これらは、すべて「異常なし」と出ます。

なぜなら、臓器の病気ではないからです

問題は、自律神経による「調節」にあります。

臓器そのものは正常なので、臓器を調べる検査では何も出ません。

「異常なし」は「問題なし」ではありません

多くの方が、この段階で行き場を失います。

  • 「気のせい」
  • 「疲れているだけ」
  • 「メンタルの問題では」

——そう言われて、諦めてしまう。

必要なのは「立った状態での評価」です

横になったまま測った血圧が正常でも、意味がありません。

立ち上がった直後から数分間、血圧と脈拍がどう変化するか。

これを測って初めて、この状態は見つかります。

「異常なし」と言われた方こそ、この評価を受ける価値があります。


11. 検査——立った状態で評価します

① 問診

症状の内容、日内変動、いつから、きっかけ(感染症、産後、臥床後など)、服用中の薬、生活状況を確認します。

**「横になると楽になるか」**は、重要な質問です。

② 起立試験

横になった状態で安静にし、血圧と脈拍を測定します。

その後、起立していただき、一定時間、血圧と脈拍の変化を記録します。

このパターンによって、タイプを判定します。

  • 血圧が下がるのか
  • 脈拍が上がるのか
  • どのタイミングで起こるのか

③ 血液検査

貧血、甲状腺機能、電解質、血糖、腎機能などを確認します。

④ 心電図

不整脈の有無を確認します。必要に応じて、24時間の記録を行うこともあります。

⑤ その他

症状に応じて、追加の評価や、専門医療機関へのご紹介を検討します。


12. 治療①:水分と塩分——治療の土台です

薬より先に、これです。

水分

循環する血液量を増やすことが、根本的な対策になります。

  • 1日1.5〜2L以上を目安に
  • こまめに、少量ずつ
  • 朝、起き上がる前にコップ1杯(これが効果的です)
  • 夏季や発汗時は、さらに多めに

塩分

塩分は、体内に水分を保持する働きがあります。

一般的な健康指導では「減塩」が推奨されますが、起立不耐症では逆に、意識的に摂取することが推奨されます。

ただし、

  • 高血圧、心疾患、腎疾患のある方は制限が必要です
  • 必ず医師の指導のもとで行ってください

自己判断で大量に摂ることは避けてください。

経口補水液の活用

水分と塩分を同時に補えるため、症状が強い時期や夏季には有用です。


13. 治療②:弾性ストッキングと物理的な対策

弾性ストッキング

下半身に血液が溜まるのを、物理的に防ぎます。

  • 朝、起き上がる前に装着するのが理想です
  • 就寝時は外します
  • 腹部までカバーするタイプのほうが効果的とされます

効果を実感しやすい対策の一つです。

腹部の圧迫

血液は、下肢だけでなく腹部にも溜まります。

腹帯やガードルなどで腹部を圧迫することも、有効な場合があります。

頭側を少し高くして寝る

ベッドの頭側を10〜20度程度上げて寝ることで、体液貯留の調節に働きかける方法があります。

枕を高くするのではなく、上半身全体を傾けるのがポイントです。


14. 治療③:起立の仕方と、その場でできる対処【比較表】

知っているだけで、日常が変わります。

場面対処法
起床時急に起き上がらない。 ベッドで足首を動かしてから、座位を経て、ゆっくり立つ
立ち上がるとき頭を下げたまま、30秒ほどかけて姿勢を上げる
長時間立つとき足を交差させる、かかとの上げ下ろし、足踏み
ふらついたときすぐにしゃがむ、横になる(我慢しない)
満員電車など足を動かす、可能なら座る
入浴熱いお湯・長風呂を避ける。立ち上がりに注意
暑い場所長時間の滞在を避ける

「しゃがむ」ことをためらわないでください

失神して倒れると、けがをします。

ふらついたら、その場でしゃがむ、または横になる。

恥ずかしがらず、安全を優先してください。

筋ポンプ運動を覚えてください

立っている間に、ふくらはぎの筋肉を動かすことで、血液を心臓へ戻せます。

  • かかとの上げ下ろし
  • 足踏み
  • 足の指を握る・開く

これは、立ち仕事や電車内で実践できる方法です。


15. 【重要】運動療法は「寝たまま」から始めます

起立不耐症の治療において、運動は重要です。しかし、始め方を間違えると悪化します。

いきなり立って運動しない

「体力をつけよう」とウォーキングやジョギングを始めると、症状が悪化することがあります。

立位そのものが負荷になるためです。

正しい順序

段階内容
1. 臥位(寝た姿勢)仰向けでの脚の運動、ブリッジ、腹筋運動
2. 座位座ったままの運動、リカンベント(背もたれ付き)自転車
3. 水中水圧が下肢の血液貯留を防ぐため、非常に適しています
4. 立位徐々に、立って行う運動へ

特に「水中運動」は有用です

水圧が、天然の弾性ストッキングのように働きます。

プールでの歩行や水中運動は、起立不耐症の方に適した運動として知られています。

下肢の筋力が鍵です

ふくらはぎの筋肉は、「第二の心臓」と呼ばれます。

この筋肉を鍛えることが、血液を心臓へ戻す力を高めます。

焦らず、寝たままの運動から始めてください。


16. 治療④:薬物療法【比較表】

生活の工夫で不十分な場合、薬物療法を検討します。

分類主な薬剤主な対象
血管を収縮させる薬ミドドリン血圧が下がるタイプ
交感神経に働く薬アメジニウム血圧が下がるタイプ
心拍を抑える薬プロプラノロールなど(少量)POTS(脈が上がるタイプ)
漢方薬苓桂朮甘湯、補中益気湯、半夏白朮天麻湯など体質・症状に応じて

タイプに応じた選択が必要です

「血圧を上げる薬」と「脈を抑える薬」では、方向が正反対です。

起立試験でタイプを確認してから選択します。

注意点

  • 臥位高血圧(横になっているときに血圧が上がりすぎる)に注意が必要な薬があります
  • 就寝前の服用を避けるなど、服用時刻の調整が必要な場合があります
  • 効果の実感まで、数日〜2週間程度かかります

薬だけでは不十分です

水分・塩分・弾性ストッキング・運動という土台があってこそ、薬が効きます。

「薬さえ飲めば」という考え方では、十分な改善は得られません。


17. 食事の工夫——食後の悪化を防ぐ

食後低血圧

食事の後、消化のために血液が消化管へ集まり、全身の血圧が下がることがあります。

特に、炭水化物の多い食事の後に起こりやすいとされています。

対策

  • 1回の量を減らし、回数を増やす(少量頻回)
  • 炭水化物に偏らない
  • 食後すぐに立ち上がらない
  • 食事とともに水分を摂る
  • 食後に横になれる環境があれば、短時間休む

朝食を抜かない

朝は最も症状が強い時間帯です。

朝食を摂ることで、血糖と循環が安定しやすくなります。

食欲がなくても、水分と少量の塩分だけでも摂ることをおすすめします。


18. 職場・学校との連携

診断書でできること

「異常なし」と言われ続けてきた方にとって、診断名がつくこと自体に意味があります。

  • 周囲の理解を得られる
  • 配慮を依頼する根拠になる
  • 「怠け」という誤解を解ける

依頼できる配慮の例

  • 時差出勤・時差通学(午前中を避ける)
  • 立ち仕事の軽減、座って作業できる環境
  • こまめな水分摂取の許可
  • 休憩スペースの利用
  • 朝礼など、長時間の起立を伴う場面での配慮
  • 在宅勤務の活用
  • 通勤ラッシュを避けた時間設定

当院では、必要に応じて職場・学校提出用の診断書を作成しています。


19. 【重要】精神的な要素との関係

この点は、正確にお伝えする必要があります。

「気のせい」ではありません

起立不耐症は、循環調節の異常という身体的な問題です。

「メンタルの問題」と片づけられるべきものではありません。

一方で、心理的な影響は無視できません

  • 原因が分からないまま、何年も不調が続く
  • 周囲に理解されない
  • 仕事や学業を続けられない
  • 「怠けている」と言われる

この状況が続けば、二次的に抑うつや不安が生じるのは自然なことです。

併存することもあります

パニック症、不安症、うつ状態と併存するケースもあります。

動悸という症状は、パニック発作と共通するため、区別が難しいこともあります。

当院は内科と精神科を併設しています

  • 内科で、循環と身体面を評価する
  • 必要に応じて、精神科で不安・抑うつの側面に対応する

「身体の問題か、心の問題か」ではなく、両方の視点から診られることが、当院の役割だと考えています。

「どちらの科に行けばいいか分からない」という状態を、ここで終わらせられます。


20. よくある心配事Q&A

Q. 検査で異常なしと言われました。気のせいでしょうか?

A. 気のせいではありません。 起立不耐症は、臓器そのものの病気ではなく、自律神経による調節の問題です。通常の検査で異常が出ないのは当然です。 必要なのは、立った状態での血圧と脈拍の評価です。

Q. 起立性調節障害は、子どもの病気では?

A. 成人にも生じます。 感染症の後、産後、長期臥床後などに発症することがあります。また、思春期に発症したものが成人まで続くこともあります。

Q. 動悸で心臓を調べましたが、異常なしでした。

A. POTSの可能性があります。 心臓自体は正常で、問題は自律神経の調節にあります。立ち上がったときの脈拍の変化を測ることで、判断できます。

Q. 塩分を摂ってよいのですか?

A. 起立不耐症では、意識的な摂取が推奨されます。 ただし、高血圧、心疾患、腎疾患のある方は制限が必要です。 必ず医師の指導のもとで行ってください。

Q. 運動をしたほうがよいですか?

A. はい。ただし、始め方が重要です。 いきなり立って行う運動は悪化を招きます。寝た姿勢での運動から始め、座位、水中、立位へと段階的に進めてください。

Q. 夕方は元気なので、怠けていると思われます。

A. これは病態による日内変動です。 自律神経の切り替えが後ろにずれているため、午前中は活動モードに入れません。診断書によって、周囲の理解を得られることがあります。

Q. 治りますか?

A. 経過は方によって異なりますが、多くの方で、生活の工夫と治療によって症状は改善します。 感染後に生じたものでは、時間とともに回復していくケースも多くあります。

Q. どの科に行けばよいですか?

A. 内科が入り口として適しています。 ただし、不安や抑うつを伴う場合、その評価も必要です。当院では両方を標榜しているため、受診してから振り分けることができます。


21. 名古屋あおいクリニックでの診療について

名古屋市東区・高岳駅から徒歩4分の**名古屋あおいクリニック(皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科)**では、起立性調節障害・起立不耐症のご相談に対応しています。

当院での対応内容

  • 症状と日内変動の詳細な問診
  • 起立試験による、血圧・脈拍の変化の評価
  • タイプの判定(血圧低下型・頻脈型など)
  • 血液検査(貧血、甲状腺機能、電解質、血糖など)
  • 心電図による不整脈の確認
  • 服用中の薬剤の見直し
  • 水分・塩分に関する具体的な指導
  • 弾性ストッキング等の物理的対策のご提案
  • 段階的な運動療法の指導
  • 症状に応じた薬物療法
  • 漢方薬による治療
  • 職場・学校提出用の診断書の作成
  • 精神科との連携(不安・抑うつを伴う場合)
  • 必要に応じた専門医療機関へのご紹介

こんな方はぜひご相談ください

  • 立ち上がると、目の前が暗くなる
  • 朝がつらく、午前中は動けない
  • 立っていると気分が悪くなる
  • 動悸がするが、心臓の検査は異常なしだった
  • 疲労感が抜けず、以前のように働けない
  • 「異常なし」「自律神経失調症」と言われ続けてきた
  • 感染症の後から、体調が戻らない
  • 産後、体調が優れない
  • 夏になると必ず悪化する
  • 「怠けている」と思われてつらい
  • どの科に行けばよいか分からない

「起立性調節障害というと、子どもの病気だと思われています。けれど、大人にも起こります。そして大人の場合、診断されないまま何年も過ごされる方が少なくありません。血液検査も心電図も正常。だから『異常なし』『気のせい』と言われる。けれど、横になったまま測った血圧が正常でも、この状態は見つかりません。必要なのは、立ち上がった直後の変化を見ることです。当院は内科と精神科を併設しています。身体の評価も、それによって生じた気持ちの落ち込みも、同じ場所でご相談いただけます。長く原因が分からずにおられる方こそ、一度お越しください。」


名古屋あおいクリニックのご案内

名古屋あおいクリニック 皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科

〒461-0005 愛知県名古屋市東区東桜2-4-1 第三コジマビル6階

【TEL】052-737-7117

【診療時間】 10:30~13:30 14:30~19:00

【休診日】不定休

【アクセス】 高岳駅より徒歩4分 新栄町駅より徒歩5分

【ホームページ】https://www.nagoya-aoi-clinic.com/ 【Instagram】https://www.instagram.com/nagoya.aoi.clinic

オンライン予約はホームページより24時間受け付けております。 皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

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名古屋あおいクリニック 皮膚科・美容皮膚科・内科・泌尿器科・児童精神科・精神科

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